響とあなたに
引きずられるようにしながら
学校の門をくぐる猛。
そして響は2組へ
あなたは7組へ
猛は8組へとそれぞれの教室に
入っていった。
ーーーーーあなたside
教室に入るといつものように
皆が騒いでいる光景が。
教室を見渡すが
里美の姿が見当たらない。
別に里美の事を
気にかけているわけではないが
居なかったら居なかったで
どうしたんだろう?と
気になっていた。
猛とも別のクラスになり
里美もいないと、
ほとんど話した事のない人達ばかりで
少し心細かった。
そして相変わらず女子達は
群を作ってかたまっている。
今この時期から
友達作りを頑張る気力もなく
残り約半年間ぐらい頑張ろうと
心に決めたのだった。
昨日遅く寝たのもあって
寝不足だった為、
大きなアクビをしていた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。