第204話
猛、、、、、。
廉が猛に近寄る。
こんなに泣き崩れる猛を見るのは
初めてだった。
そんな姿を見た6人は
猛に掛ける言葉が
見つからない。
《トントントン》
ノックの音がして
医者が入ってきた。
失礼します。
猛は涙を拭き、
医師の方を向いた。
恭平さんの容態の事でお話しに参りました。今話して大丈夫ですか?
はい、、、お願いします。
恭平さんはうつ伏せの状態で女の子を守っていたそうですね。そこを犯人から刺された。深い傷から浅い傷まで全て合わせると35カ所刺されていました。
35カ所って、、、!
普通の人なら出血多量で亡くなっていてもおかしくはない状況です。
奇跡的に無事だったってことですか?
たまたま看護師の方がいらっしゃったようで、少しでも血を止めようと傷口を抑えててくれていたそうです。それが無ければ100%亡くなっていました。
じゃあ、、、今は手術の麻酔で眠ってるだけですか?
いえ、違います。思った以上に刺し傷が多く、出血ももちろんありましたから。いつ何があってもおかしくない状態です。あとは、本人の体力と治癒力との勝負ですね。
目を覚ます可能性は、、?
それは一概には言えないですが約、、
待って!!!
猛は大きな声で
医師の言葉をさえぎった。
それ以上は言わないで下さい。
わかりました。
たとえ目を覚ます可能性が1%だったとしても、俺らが99%信じれば100%になる事だってある。可能性はゼロじゃない。だって、、、恭は息をしてる、、、必死に生きようとしてる!だから俺は医学よりも、恭の事を信じる!
その気持ち、大事だと思います。では、私はこれで失礼します。24時間カメラやセンサーなどの機械で監視はしていますが、何かあったら声を掛けて下さい。一応面会制限を家族のみにしていますが、御家族の方からメンバーさんは必ず通してやって下さいと連絡がありましたので。
そう言って医師は
部屋を出て行った。
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