ーーーーーpiece side
King & Princeのシェアハウスに着き、
あなたはシャワーを浴びていた。
シャワーを浴び終わると、
リビングにいる猛と響の元へと
顔を出した。
そう言いながら、
響は猛に抱きついた。
猛からそう聞かれて、
そういえば紫耀はいないんだった、、、
という事を思い出す。
あなたはリビングを出て
紫耀の部屋へと向かった。
つい昨日までは
ここで紫耀と、、、
そう考えただけで
お腹の奥がキュッとなる。
そして紫耀の部屋を開けると
ほのかに紫耀の香水の匂いがした。
離れている時間と距離が
2人の邪魔をする。
あなたはカバンからスマホを抜き、
椅子にかけられた紫耀のパーカーを
ベッドまで持っていくと、
抱きしめながら横になる。
そしてスマホのディスプレイを見ると
紫耀からの着信が入っている事に
気がついた。
気まずいのはわかる。
でもしばらく帰ってこないのに
連絡を避けていては
どんどん気まずくなるたけだ、、、
そう思ったあなたは
ダメ元で紫耀に電話をかけた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。