第506話

piece498〜恭平のオトとコエ
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2019/07/05 14:19




猛はドラムの元へ。






あなたはピアノの元へ。








響はアコギへ。






そして響の少し向こう側に

もう1本のアコギが置かれていた。






アコギがポツンと置かれている所に

青いスポットライトがあたる。







そしてモニターには

恭平がアコギを練習している風景が

映像で流れだした。






イヤモニから

メトロノームが聞こえはじめ

そしてあなたのピアノが入る。








「え、待って!」

「恭平のギターじゃない?!」

「マジか!!!」






数人のファンはアコギの音が

響と恭平の音だと気づきだしていた。





あなた

胸いっぱいに勇気があるのなら、、、一歩踏み出せる力分けてあげる。偶然だったそんな出会いも、今思えばきっと必然だって。

賀川恭平(かがわきょうへい)
賀川恭平(かがわきょうへい)
守りたい、守れない。自分が弱くて、苦しくて、、、。傷ついて、傷つけて。何が大切かわからなくて。
2 piece
2 piece
笑っても、怒っても、涙の日でも。どうしてもこの手を繋いでたいんだ。先行くあなたが振り返って、、、
賀川恭平(かがわきょうへい)
賀川恭平(かがわきょうへい)
大丈夫、、、?
あなた

それだけでいい。

    






.
賀川恭平(かがわきょうへい)
賀川恭平(かがわきょうへい)
両手いっぱいに、愛があるのなら、、、片方の愛を全てあなたにあげる。大切なものに気づいた時素直になりたいと思う。何があっても。
あなた

信じる事、疑う事、繰り返してまた堕ちてゆく。考えて、もどかしくて、何が本当かわからなくなる。

2 piece
2 piece
愛してる、愛おしい、だいすきだよ。どうしても言葉で伝えていたいんだ。1分1秒でも触れていたい、、、
賀川恭平(かがわきょうへい)
賀川恭平(かがわきょうへい)
こっちにおいで、、、
あなた

手と手を繋ごう。






まさかの恭平の声に

会場は騒つく。






もう聴けないと思っていた

恭平の声だったから、、、。














あなたが目を閉じると

確かにそこに感じた。








ゆっくりと目を開けると

スポットライトがあたる

ギターのところに

微笑む恭平の姿があった、、。







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