第1019話

piece984〜夫婦みたい
1,753
2020/10/07 09:39




彼女の事を抱きしめているうちに

いつの間にか眠ってしまっていた。





髙橋海人
髙橋海人
ん、、愛ちゃん、、?




朝起きて隣を見ると、

彼女が居たであろう場所が

ぽっかり空いている。




髙橋海人
髙橋海人
あー、朝イチで仕事入ったって言ってたもんな。



クシャクシャっと髪をかき分けながら

リビングに向かう。





すると、ダイニングテーブルの上に

朝食が準備されているのが見えた。





髙橋海人
髙橋海人
ふは、何だよこれ。保護者か(笑)




テーブルの上に置かれた

手紙とカギ。







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海くんへ


朝ごはんは

しっかり食べて行くんだよ!

コーンフレークじゃなくて

ごめんね。

カギはポストに

入れといて下さい。


あい

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と書かれていた。







おにぎりとサラダと

目玉焼きとベーコン。




味わいながら

ゆっくり食べていた。



髙橋海人
髙橋海人
そういえば新しい連絡先、、結局教えてくれてなくない?



連絡先を聞いたのに

結局はぐらかされて

聞けてないんだった。





これは愛ちゃんの策略なのか?





なんて思ったりもした。






髙橋海人
髙橋海人
朝からこんな事考えるのやめとこ、、。



ふとソファーに目をやると

昨日着ていた服が

綺麗にたたまれている。




髙橋海人
髙橋海人
愛ちゃんの匂い、、。



持ち上げると

ふわっと彼女と同じ匂いがした。




いつのまにか

洗濯をしてくれてたんだ、、、





髙橋海人
髙橋海人
やべ、、夫婦みたいって思っちゃった。笑




1人でニヤけながら

妄想が広がる。




だけどそんなゆっくりする時間も無く、

準備を終えると急いで家を出た。





そしてスタジオに着くと、

廉がものすごい勢いで

飛びついてきた。





髙橋海人
髙橋海人
うわっ、、ちょいちょい待て!朝から何?!廉さんにしちゃ珍しくない?笑
永瀬廉
永瀬廉
えぇからちょっと来い。
髙橋海人
髙橋海人
なになになに?!怖いんだけど、、!!!
永瀬廉
永瀬廉
うっさい、はよ来い。
髙橋海人
髙橋海人
わーかったって!ちょ、痛い痛いガチで!




廉に腕を掴まれ、

引きずられるようにして

別室へと連れて行かれた。




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