第1012話

piece977〜歳下扱い
1,685
2020/09/30 08:19




夢中になって食べる。




髙橋海人
髙橋海人
マジうめぇー!




それしか言えないほど

美味しすぎて、

あっという間に食べ終わってしまった。





髙橋海人
髙橋海人
ごちそうさまです。
野村愛香(のむらあいか)
野村愛香(のむらあいか)
お粗末様です。




2人で向かい合い頭を下げる。





頭を上げると彼女と目が合った。





髙橋海人
髙橋海人
ねぇ、愛ちゃんてさ、、





《旦那さんにも毎日こんなに

作ってあげてたの?》






なんて聞けるわけもなく、





髙橋海人
髙橋海人
料理上手だね!




と言って誤魔化した。





野村愛香(のむらあいか)
野村愛香(のむらあいか)
今更?私何回か海くんに作ってあげたよね?笑
髙橋海人
髙橋海人
まぁね?まぁそうだけどさ!
野村愛香(のむらあいか)
野村愛香(のむらあいか)
何?笑
髙橋海人
髙橋海人
冷蔵庫にあるもので、ちゃちゃーっと作れるってスッゴイじゃん?マジリスペクト!
野村愛香(のむらあいか)
野村愛香(のむらあいか)
ふふ、ホント海くんて大袈裟ね。笑




そして彼女が食器を洗っている姿を

眺めていたが

ちょこちょこっと走っていき

後ろから抱きついてみた。





野村愛香(のむらあいか)
野村愛香(のむらあいか)
ねぇ、私まだお風呂入ってないから。
髙橋海人
髙橋海人
入ってたらいいの?
野村愛香(のむらあいか)
野村愛香(のむらあいか)
こら、歳上をからかわないの。笑
髙橋海人
髙橋海人
そうやってすぐ歳下扱いするからなー愛ちゃんは。




まぁそんなのも慣れたけど。




ブスッとしていると、

ちょうどそのタイミングで

電話が鳴り出した。





髙橋海人
髙橋海人
俺だ、、誰だよ。



スマホのディスプレイを見る俺に



野村愛香(のむらあいか)
野村愛香(のむらあいか)
出ていいよ?




と洗い物をしながら

俺にそう言ってきた。




髙橋海人
髙橋海人
ごめん、廉から。すぐ終わらせる。
野村愛香(のむらあいか)
野村愛香(のむらあいか)
洗い物して電話終わってなかったらお風呂入ってるし。ゆっくりいいよ?
髙橋海人
髙橋海人
ホント?ありがと。



スマホを片手に椅子に座る。




こんなタイミングで何の用だよ、、、

これで何もなかったら

廉の事ぶっ飛ばす、、、




なんて思いながら

俺は廉からの電話に出た。




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