第824話

piece800〜確かめ合う事で
3,001
2020/05/15 06:44







あなたは

力強く抱きしめる

紫耀の背中を叩いた。




あなた

苦しっ、、紫耀っ、、。




正座をしていたあなたに

膝をついて抱きしめる紫耀。




平野紫耀
平野紫耀
うるさいその口、、塞がせろ、、。



急にパッと解放されて

バランスを崩しそうになり、

後ろに手をつくあなた。




あなた

ンンっ///ん、///




あなたの唇を覆うように

紫耀のキスが降ってくる。




そしてまたあなたを思いっきり

抱きしめた。





平野紫耀
平野紫耀
こうやって抱きしめる事が出来るの、、あと何回だろうって、、。
あなた

紫耀、、、。

平野紫耀
平野紫耀
こうやってキス出来るのも、あと何回だろうって、、、めっちゃくちゃ考えてた。
あなた

んっ///




あなたに喋る隙を与えないぐらい、

抱きしめたり、、、

キスをしたり、、、

寂しさを埋めるように

確かめ合った。





平野紫耀
平野紫耀
寝顔を見る事も、手を繋ぐ事も、直接会話をする事も、、、何気ない日常のほんの一部にしかすぎない、、、。
あなた

うん、、。

平野紫耀
平野紫耀
それが当たり前だったから。



そう、当たり前の日常だったから。




平野紫耀
平野紫耀
でもそれが急に身近に感じれなくなる。毎日会ってたのが、いつ会えるかさえわからなくなる、、起きてる時間、寝てる時間さえも違って、全てにおいて距離ができて、、当たり前が当たり前じゃなくなるって知った時、、、



紫耀があなたを

ギュッと抱きしめる。




平野紫耀
平野紫耀
この当たり前がどれだけ幸せだったかに気づいた、、。
あなた

うん、、うん、、。

平野紫耀
平野紫耀
今更?って感じだよな、、俺ってバカ、、。
あなた

バカじゃない、、。

平野紫耀
平野紫耀
自分から行けって言っときながら、、すっげー寂しくて、、後悔して、、でもそんな事言えるわけなくて、、。
あなた

紫耀、、ごめん、、もう行くとか言わないから、、。

平野紫耀
平野紫耀
俺、、こんなに苦しくて、切なくて、おかしくなるぐらい愛したの、、あなたが初めて、、。



そしてゆっくりと

あなたから離れる。




膝をついている紫耀、、、

そしてその前に座るあなた、、、




平野紫耀
平野紫耀
全部、、全部全部、、大好き、、愛してる。俺あなたの事好きすぎて、、おかしくなりそう、、マジで。



あなたのアゴを持ち上げ

紫耀が上からキスをする。





平野紫耀
平野紫耀
愛してる、、。
あなた

ん、、私も、、。

平野紫耀
平野紫耀
俺から、、離れんなよ、、。



そうして上から降らすキスは

とっても優しくて、、、




紫耀の涙があなたの目尻に落ち

あなたの涙のように

あなたの目尻からこぼれ落ちていく。





泣くほど悩んで

泣くほど辛くて

泣くほど愛してくれる





そんな紫耀のキスを

あなたも優しく受け止めた。






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