第607話

piece599〜熱烈ファンか嫌がらせか
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2019/11/04 07:10





ーーーーー猛side








朝学習の為、

朝から勉強モードの8組。







猛はただ内申点に

響かないように

出席はしているが、

教科書を眺めるだけで

何もしていなかった。







平松茉里(ひらまつまり)
平松茉里(ひらまつまり)
おはよ、、。
駒瀬猛(こませたける)
駒瀬猛(こませたける)
おはよう。




いつもはこれに

嫌味の1つや2つを

言ってくる茉里だったが、

今日は挨拶だけすると

黙々と勉強をしだした。








猛は内心おかしいな?と

思いつつも

特に気にすることはなかった。









ーーーーーあなたside








響と学校へ行き

それぞれの教室に入る。







あなた

え、、、何この数、、。





座ろうとして椅子を引くと

沢山の封筒がなだれ落ちてきた。








「なになにー?ラブレター?」

「すげぇ量じゃん!」

「さすが!モテモテだね!」







とクラス中からからかわれる。








あなた

もー!そんなんじゃないし!笑





そう言いながら

手紙をかき集めて

カバンに入れ込んだ。







この場で見るにも見れず、

あなたは屋上に行って

読むことにした。







1つずつ丁寧にのり付けされた手紙。







それを1つずつ丁寧に

開封していった。








あなた

え、、私??






封筒に入っていたのは

写真だった。







あなた

これ、、、紫耀と公園に行った時、、。






以前、響と喧嘩をしてから、

海人の靴を履いて

シェアハウスを飛び出した時、

紫耀と公園で

ブランコに乗っていた、、、

その時の写真だった。







あなた

え、、キモチワル。






熱烈なファンからか、

それとも嫌がらせか、、、。






そのどちらかなことは

わかっていたが、

全く心当たりがない。







どちらにしろ心当たりがないため

これ以上どうしようもない。







とりあえず、教室に戻ることにした。








携帯を見ると、

猛からメッセージが。







《今日放課後仕事入った。》


《りょーかい!》







あなたはこの写真の件を

2人にメッセージで伝えようとしたが

直接会ってからでいっか!と思い






あなた
《おっけ!》







とだけ返した。







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