第433話

piece426〜笑顔と絆創膏
3,834
2019/05/10 02:03



ぶつかって倒れる音がした。





恭平が振り返ると

あなたと知らない女子生徒が

倒れていた。




あなた

イテテテ、、、ごめんなさい!大丈夫ですか?!




その光景を見て

恭平は急いであなたに駆け寄った。




賀川恭平(かがわきょうへい)
賀川恭平(かがわきょうへい)
おい、大丈夫か?
あなた

私は大丈夫!

賀川恭平(かがわきょうへい)
賀川恭平(かがわきょうへい)
マジで気をつけろよな。
あなた

ごめんなさい。




あなたはもう一度振り返り

その女子生徒に謝った。




あなた

ホントにごめんなさい!




そう言って頭を下げると

あなたは先を行く恭平の方へと

走って行った。




星野響(ほしのひびき)
星野響(ほしのひびき)
すいませんでした。



響も頭を下げると

2人を追いかけて行った。






ただ猛だけは違った。




駒瀬猛(こませたける)
駒瀬猛(こませたける)
ごめんなさい。これ、良かったら使って!



猛が渡したのは

絆創膏だった。





その女子生徒は

なぜ絆創膏を渡されたのかわからず

首を傾げながら受け取る。



駒瀬猛(こませたける)
駒瀬猛(こませたける)
ここに使って!



猛は笑いながら

自分の手のひらを指さし

《ここ!ここ!》と

ジェスチャーをした。



駒瀬猛(こませたける)
駒瀬猛(こませたける)
じゃあまた!



そう言って先を行く3人を

猛は追いかけた。




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平松茉里(ひらまつまり)
平松茉里(ひらまつまり)
自分でも気づいてないようなすり傷に、猛は気づいてくれてた、、。
駒瀬猛(こませたける)
駒瀬猛(こませたける)
俺そんな事したっけ?笑
平松茉里(ひらまつまり)
平松茉里(ひらまつまり)
そうゆうことを当たり前にしてる人だから覚えてないんでしょ。




猛はまさかそんな前の話しを

持ち出されるとは思ってもおらず。







茉里の話しの続きを聞くことにした。




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