そして紫耀は
いい事を思いついた!
と言わんばかりの顔をして
あなたの方を向いた。
紫耀はあなたが寝ている
ベッドの上に上がってきた。
あなたの反応を見て
自分が何と場違いな事を
言ってしまったんだと
気がついた。
急いでベッドから降りようとする紫耀を
あなたは急いで捕まえた。
あなたは下を向いて
紫耀と目を合わせないように、
恥ずかしがりながら言った。
そんなあなたを見て
微笑む紫耀。
そう言って紫耀は
両手を広げた。
紫耀に抱きしめられ、
ベッドに一緒に横になった。
紫耀のガッチリとした筋肉。
そんな紫耀に腕枕をされ、
恥ずかしくて恥ずかしくて、、、
あなたは紫耀の胸に顔をうずめた。
そう言ってくれた紫耀に
あなたはうなずくので精一杯だった。
紫耀の体温を感じながら
あなたは目を閉じた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。