第1005話

piece970〜まさかの名前
2,014
2020/09/27 10:55



タクシーでスタジオに着くと、

ちょうど、お昼休憩だった。




岸優太
岸優太
おー!海人お疲れ!
髙橋海人
髙橋海人
皆もお疲れ!
永瀬廉
永瀬廉
何ニヤニヤしてんの?きしょいんやけど。
髙橋海人
髙橋海人
え?わかる?わかってしまいます?
永瀬廉
永瀬廉
きっしょ。笑
神宮寺勇太
神宮寺勇太
漫画の方がうまくいったの?
平野紫耀
平野紫耀
それだけでそんなニヤけてんの?笑
髙橋海人
髙橋海人
違います〜(笑)皆はこれ知ってる?




そう言って

さっき検索した画面を見せた。




岸優太
岸優太
何これ。何て読むの?
平野紫耀
平野紫耀
は?これ?BAILAじゃん。
髙橋海人
髙橋海人
え?!知ってんの?!
平野紫耀
平野紫耀
知ってるも何も、、、
永瀬廉
永瀬廉
今度俺らが表紙やらしてもらうやつやん。笑
髙橋海人
髙橋海人
え!マジか!!!
永瀬廉
永瀬廉
それ初めて聞いたやつの反応やない?笑
神宮寺勇太
神宮寺勇太
この前スケジュールがメッセージで届いてたでしょ?笑
岸優太
岸優太
読んでねぇのかよ!笑
髙橋海人
髙橋海人
いや、岸くんもでしょ?笑
岸優太
岸優太
まぁまぁまぁ、、そぉっすね。笑
髙橋海人
髙橋海人
ふざけんな。笑
平野紫耀
平野紫耀
で、BAILAが何?
髙橋海人
髙橋海人
俺見たの。居たんだ、、。
永瀬廉
永瀬廉
何がおったん?
髙橋海人
髙橋海人
愛ちゃん。あの後ろ姿絶対愛ちゃんだった!




皆俺の口から

まさかの彼女の名前が出るとは

思ってなかったんだ。





一瞬時が止まったかのように

シーンとなった。





平野紫耀
平野紫耀
今度俺らの取材するのも彼女だったりして。笑
髙橋海人
髙橋海人
でもBAILAって会社、いろんな部署ありそうじゃん?そして俺らが表紙するってわかってて、わざわざ来ないでしょ。
永瀬廉
永瀬廉
は?何言うてんの?
髙橋海人
髙橋海人
え?
永瀬廉
永瀬廉
BAILAって会社ちゃうからな?(笑)BAILAは集英社が出版してる雑誌やろ?
髙橋海人
髙橋海人
てことは、集英社の中のBAILAを担当してるってこと?編集部か何かにいるってこと?
神宮寺勇太
神宮寺勇太
そうなるよね。だから会える可能性は高いんじゃない?会えなくても、雑誌に何らかの形で関わってるだろうし、彼女の目には入るだろうね!




俺は会える可能性が

少しでもある事に

喜びを隠せずにいた。






しかし喜びを落胆させる一言が。



岸優太
岸優太
でも顔ハッキリ見たわけじゃないんでしょ?




俺の笑顔が一気に無くなるのが

自分でもわかるぐらい。



岸優太
岸優太
マジごめん!ごめんごめんごめん!
永瀬廉
永瀬廉
わかりやっす!笑
髙橋海人
髙橋海人
ちょっと黙って(笑)合間見つけて会社の前に行ってみるからいいの。
神宮寺勇太
神宮寺勇太
そんな余裕ある?笑
髙橋海人
髙橋海人
無くてもどうにかする!
平野紫耀
平野紫耀
無理すんなよ?
永瀬廉
永瀬廉
コンサート前に海人まで倒れる羽目になるわ。
髙橋海人
髙橋海人
俺まで?誰か悪いの?




俺がそう聞くと、

紫耀はさっき響から言われた事を

説明してくれた。





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