第538話

piece530〜こっそりとひっそりと
3,492
2019/08/05 03:47




紫耀はあなたがリビングから

出て行ったのを確認すると

猛と響に言った。





平野紫耀
平野紫耀
あなた、ミサンガを頑張って探すって言ってたんだよな。
星野響(ほしのひびき)
星野響(ほしのひびき)
今日も必死になって探してたもんねー!
平野紫耀
平野紫耀
マジか。新しく作り直すって言っても聞かなかったから、絶対無理だけはしない事って言ったけど、絶対する気がする。だから無理しないように、注意して見といてやってくれないかな?
駒瀬猛(こませたける)
駒瀬猛(こませたける)
了解。あなたにも重々言っとくわ。
平野紫耀
平野紫耀
サンキュー!




紫耀は多分ミサンガは

もう見つからないだろうと思い、

あなたに内緒で

新しいのを作る事にした。













そして、皆が寝静まった後

リビングにこっそりやってきた紫耀。






平野紫耀
平野紫耀
あんなに大切にしてくれてるって思わなかったなー。





自分があげたミサンガを

ただ大切にするのではなく、

あんな想いまでこめて

大切にしてくれてると知り、

とても嬉しかった。







平野紫耀
平野紫耀
もしも、見つからなかった時、、、これを渡してあげよう。でも貰ってくれるかな、、?




見つかるまで探したいから

いらない!と

断られるのではないかと

少し不安に思っていた。







いろいろ考えながら

作っていると

向こうの方から

足音が聞こえてきた。






平野紫耀
平野紫耀
ヤベっ!誰か来る!





紫耀は材料を掴み

とっさに隠れた。







ーーーーーガチャッ







そこへ入ってきたのは

あなただった。






あなた

あれ?誰かいたのかな、、??





電気の消し忘れか

それとも誰かがいたのか、、、






疑問に思ったが

まいっか!と思ったのか

冷蔵庫からお茶を取り出して

飲み始めた。






あなた

はぁー、、、。





ため息をつきながら

椅子に座るあなた。






あなた

顔合わせ辛、、気まず、、。






紫耀には誰のことを言っているか

さっぱりわからなかった。







あなた

でもいつかまた2人っきりになった時、言われるんだろうな、、。






すると、またリビングのドアが

開く音がした。







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