第752話

piece737〜2人の背中の向こう側
2,944
2020/03/19 09:42




6限が終わる頃には

疲れ切っていたあなた。





そしてやっと帰れると

思ったのも束の間。





7組に女子が

押し寄せてきていた。





あなた

はぁー、、、これから毎日なのかな、、?





そう思うと

本当にキツかった。






机に伏せていると

肩をポンポンとされる。




あなた

響、、、。





顔を上げると

響が笑顔で立っていた。




星野響(ほしのひびき)
星野響(ほしのひびき)
帰ろっか!
あなた

うん、、。

星野響(ほしのひびき)
星野響(ほしのひびき)
大丈夫、今だけだよ!
あなた

そうだよね、、!

星野響(ほしのひびき)
星野響(ほしのひびき)
はいはーい!ごめんなさーい!通りまーす!!




そう言って道を開けてくれた響。





その先に待っていたのは、、、




駒瀬猛(こませたける)
駒瀬猛(こませたける)
よっ、お疲れ様。
あなた

タケちゃん、、。

駒瀬猛(こませたける)
駒瀬猛(こませたける)
帰ってゆっくりしよ。
あなた

うん、、、!





どんな逆境でも

この2人がいれば大丈夫。






何より紫耀がいるから

乗り越えられる。





あなたは2人に

守られながら

なんとか外に出られた。







そして外に出ると

悲鳴とも取れる黄色い歓声が

あなた達のところまで

聞こえてくる、、、。





駒瀬猛(こませたける)
駒瀬猛(こませたける)
何かと思ったらそうゆう事な。
星野響(ほしのひびき)
星野響(ほしのひびき)
そりゃ騒ぎになるわ(笑)




猛と響の後ろに隠れていたあなたには

何がなんだかさっぱり。






とりあえず早く学校の敷地内から

出たかった。





駒瀬猛(こませたける)
駒瀬猛(こませたける)
あなた、顔上げてみ?
あなた

何、、?

星野響(ほしのひびき)
星野響(ほしのひびき)
もう俺らいなくても大丈夫みたいよ?笑
あなた

意味がわかんない、、。

駒瀬猛(こませたける)
駒瀬猛(こませたける)
ホラあっち。





猛と響が目の前から居なくなり、

あなたの目の前の視界が開けた。






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