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異変に気づいたのはすぐだった
朝いつものようにテレビをつけてニュースを見ていると
アナウンサー)速報です。東京都〇〇市在住の高田〇〇さんの行方が今日未明からわからなくなっています
高田……元カレの名前と一緒
…………まあ私以外の女にでも恨まれたんだろうな。
それか借金から逃げたか
自分としてはどうでもよかった。
個人的にいなくなればいいと思っていたから。
その後はいつものように大学に行きバイトへと足を運んだ。
〜バイト中〜
マスター)最近は物騒なことが多いねぇ
あなた)急にどうしたんですか?w
マスター)ん?あ、いやぁ、心の声が漏れてたとは
あなた)でもそうですね…事件が多いですね
マスター)あなたちゃんも気をつけてね
あなた)ありがとうございます
カランコロンと喫茶店の玄関につけてあるベルが鳴る
入ってきたお客さんは私の事を大学で虐めてくる集団だった
派手なメイクをしてテーブル席に座る
私にはまだ気づいてないようで、マスターの方をちらっと見てみる
…………何か他の事をしているようだった。
嫌だけど仕方ない。
水を人数分用意し届ける
あなた)…いらっしゃいませ。ごゆっくりどうぞ…
するといじめ集団の一人水田が口を開いた。
水田)wえ、どうしたの?ここで働いてんの?まじで?www
何がそんなに面白いのか分からない。
もう片方の野田も口を開く
野田)驚きっていうかwなんか小さい店で働いてんだねwあ、他の店で採用されなかったからこんなとこ来てるんでしょww
あなた)っ……ごめ…んなさ…
水田)聞こえねぇーしぃ
「ごめんなさい」またそう言おうとしたとき
カランコロンと鈴の音が鳴り入ってくる
そしてこっちに来て
大貴)うちのに何してんの?
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。