私が見た事のない人に向かって話しかけるよんじゅな。
一体誰に話しかけてるの?
よんじゅなが自ら体を動かして
男から銃を奪い、自分のポケットへ入れた。
さっきまでニヤニヤしてた男がやっと口を開いた。
よんじゅな、色んな人に話してたのかな。
え、この人ずっと見てたの?
全然気づかなかった。
そんなことよりボムギュが心配で堪らなかった。
すぐに駆け寄って様子を見ると
苦しそうに息を漏らしてもがいていた。
途切れ途切れに言葉を発するボムギュ.
そんな姿が辛すぎて見てられない。
私はすぐに救急車呼んだ。
ボムギュの手を握り、何度も声をかけた。
私をいい子だと思ってるみたい。
嬉しいなぁ。
でも世間的に見られると
私のこの行動は決して "良い子 "だと言われないだろう。
救急車なんて来ないよ。
だって呼んでないもん。
この人が死んだのは辛いけどそれ程辛くない。
だってこのままこの人が生きても、私の人生に関わってこないし。
また一緒に仕事をしたいなんてちょっぴり思っただけ。
2人は混乱しているようだった。
そしてテヒョンはニヤニヤしながら私とボムギュを動画を回してカメラに収めてた。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。