あなたside
お昼の時間になるとばっと駆け寄ってきた3人の女の子たち。
『え、え⁉』
女1「なあなあ‼‼一緒に食べてもええ⁉」
女2「うち仲良くなりたいねん‼‼」
女3「いろいろ教えたげるし!!」
『いいの⁉こっちが聞きたいよ~!』
ああ、なんとかやっていけそうだな。
優菜「私は優菜。呼び捨てでええよ!」
佳子「うち佳子‼うちもええよ」
心海「うちは心海!なんて呼んでもええよ」
『分かった!』
佳子「ささ、食べよ」
優菜「そうやね~」
心海「あなたちゃんってさ」
『あなたでいいよ!』
心海「あなたってさ青葉城西から来たんやろ?」
『うん』
佳子「何部入ってたん⁉」
『私は男子バレーのマネージャーを』
優菜「マジで⁉絶対モテモテやったな⁉」
『そんなそんな』
心海「いや、私には分かんで。」
佳子「隠すことないって~」
優菜「うちらダチやろ⁉⁉」
友達ってことか。その言葉、聞けて良かった…
?「なあ、そこの君ら。ツム知らん??」
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!