あなたside
3人とお昼ご飯を食べていたら、急に声を掛けられた。
?「なあ、そこの君ら。ツム知らん?」
『あれ、侑くん…』
優菜「ちゃうよ(笑)」
『え?』
治「あ!朝の子か。俺、宮治。」
『朝って、、、?』
治「ほら、バレー部見に来とったやろ?」
今朝のことが蘇って、顔がみるみる熱くなった。
『み、見てたんですか!?!?』
治「おん。あ、敬語要らんで(笑)」
『う、うん…』
『バレー部、なの?』
治「そやそや。」
ん?待て。治くんも宮。侑くんも宮。
『侑くんは…?』
心海「治と侑は兄弟やよ?」
『えっ、ほんと!?』
治「そやで?気づいてへんかったん??(笑)」
恥ずかしッッ
『うん…///』
佳子「あなたは天然なんやなあ」
優菜「相当重症やな(笑)」
治「本題や本題。ツムどこ行ったんや」
佳子「知らね~」
優菜「うちも知らんわ」
心海「あなたんとこ来たときはもうおらんかったし…」
『ツムって?』
治「侑んことや」
『侑くんなら食堂行くって言ってたよ』
治「ほんまか!?ありがとーな!」
『うん』
治くんが廊下に出たとき、たくさんの女子に囲まれていた。
モテるんだ(笑)_______
何か…何か懐かしい。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。