バタンっ
ジヨンは部屋から出て言った。
イライラした私は
お金持ってそうなイケメンに話しかけた。
そしたらすぐにその気になって
彼は私を求めた。
連れてかれたのは、さっきまでジヨンといた部屋
するとすぐに私の口を塞いだ。
きっとすぐ終わるから
目を閉じてれば終わってるから…
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あれ…ジヨン…?
何で居るのよ。
あんたには関係ないでしょ。
あーあ。またどっか言っちゃったじゃん彼
何して…くれんの…よ。
バカ…
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私、寝てた!?
どこ、ここ
あれ、やっちゃったっけ?私…
…
ここは…ホテル…かな…
あれ…向かい側に誰かいる…
暗くてよく見えない
だけどすぐにわかった。
ジヨンだ…
すっごい睨まれてる…。
あ、そうだった。
途中、嫌になってジヨンって叫んじゃったんだ。
バカだなぁ私
ジヨンが私の前に立って言った。
なかなか泣き止まない私を前に
ジヨンはため息をついて
優しく私の頭を撫でながら
大きい体で包み込んでくれた。
ジヨンは私が泣き止む最後まで
ずっと隣に居てくれた。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!