『そんな感じでいると居場所なくなるよ。』
四宮「私には拓也くんがいるので!」
『来月。一緒に仕事できてるといいねw』
四宮「その言葉お返ししまーす」
『あ、江口くん。明日君の家に行くよ。』
江口「わかった。夜の9時以降でいい?」
『うん。』
『じゃーねー』
四宮「私も行きます!」
江口「ごめんね。明日は相談事あるから」
四宮「私でもいいじゃないですか。」
江口「いい加減それやめてよ。」
プルルル
江口「あ、電話……出るね」
江口「もしもし」
『江口くん。あんまり四宮を刺激するな。計画が上手くいかない。』
江口「ごめん……。」
『あと、なんで離れてるのにわかるんだよーって思ったでしょー?w』
江口「確かに……!」
『四宮の上着の首元。いいのついてるから。』
江口「ありがとう」
『どー致しまして』
江口「ごめん、少しカッとなっちゃった。」
四宮「いいですよ。私もごめんなさい。また家行かせてくださいね!」
江口「そ、そうだね……」
『家……行けたらいいねw』
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!