《駿佑side》
肝試しも終わってみんな部屋でまったりタイム
同室のみんなはどっか遊びに行ったけど俺は疲れたから1人でベッドに寝転んでる。
“コンコン”
『はーい…え、』
恭平「よ!弟くん。」
『あなたの班の…高橋くん?』
恭平「そうそう!ちょっとお邪魔しまーす」
『え、なに?』
恭平「聞きたいことあって」
『俺に?』
恭平「おん。あのさ、あなたちゃんって彼氏いないんでしょ?」
『聞いたことないけど…』
恭平「そっか……謙杜とは仲良いよな?」
『長尾?長尾とは話すって言ってたけど』
恭平「それだけ?」
『うん』
恭平「実は付き合ってるとかは?」
『ないと思うけど…なんで?』
恭平「いや、気になっただけ」
『そっか、』
恭平「じゃ、邪魔してごめんな」
『…あのさ!』
恭平「ん?」
『あなたのこと好きなの?』
恭平「そう見える?」
『まあ…』
恭平「じゃあそうなのかもな」
『どういうこと?』
恭平「じゃあね」
『ちょっ、』
帰ったし…
何なん?どういうつもり?
てかなんで高橋くんは長尾とあなたのこと気にしてんの?
あーもうわかんない!
あなたに聞こうかな…
でと今まで恋愛話なんてしてこなかったし
聞いてもいいのかな、、
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。