私が高校二年生なってあなた先輩が高校三年生になるタイミングで
お互い同棲を始めた
私は元々モモの家にいて、あなた先輩は両親が仕事で家には滅多に帰っては来ないためお互いの意志の元始めた同棲だが
同棲をし始めてわかったことがある
それは
あなた先輩はめちゃくちゃ甘えん坊だということだ
私はソファーの上でこちらをじっと見ている先輩
私が手を広げると先輩は嬉しそうに私の胸の中に飛び込んできた
なんだかんだ言って、先輩に弱いんだよな私
ご飯を食べながら今日ここに来るまでのことを話していた
そう言うとミナはコップに入ったオレンジジュースをいっきに飲み干した
飲み干したコップに残っている氷をストローでつつきながらモモは口を開いた
気づけば時計の針は夜の9時を指していた
モモがそう言うと
私なお財布からお金を取りだして机の上に強めに置いた
結局話し合いのうえ割り勘と言う形になった
お互い1歩も譲らない性格でこの判断が1番いいと思ったかだ
ーガチャ🚪ー
玄関で靴を脱ぎながら喋っているがリビングから先輩の返事は無い
もしかして寝ちゃったかな
静かにリビングのドアを開けると
机にうつ伏せになり寝ている先輩の姿があった
小さくいびきをたてて寝ている先輩の横を見ると夜ご飯に作ったご飯だろうか、ラップがかかったおにぎりが置いてあった
お皿の上にメモがあって見てみると
遅い!私を待たせるとはいい度胸だな!
罰として私が作ったおにぎりを食べること!
先輩の少し癖のある字を見ると自然と笑顔になった
当たりを見回してもお酒を飲んだあとは無いしタバコを吸ったあともない
先輩と暮らすようになってから約束したことがある
1つ目はお酒を飲まないこと
2つ目はタバコを吸わないこと
3つ目は
ただいま、お帰りをちゃんと言い合うこと
先輩はそう言うと寝ていた体を起こし私に抱きついてきた
そして私たちはお互い甘いキスをおとしたのであった
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!