
ダヒョン
サナは僕のせいで弓道を出来なくなってしまったんだ

モモ
......
モモは手に持っていた荷物を床に落としてダヒョンの方を向いた

ダヒョン
まさかだと思うだろう?でも、僕のせいだ
ダヒョンは今までに見せたことのないぐらい悲しい顔を見せた

モモ
.....聞かせてくれませんか?サナ先輩に一体何があったのか

モモ
うち、知りたいねん
どうして大好きな弓道をやらなくなったのか

ダヒョン
...........

ダヒョン
確かあれは、僕たちが高校に入って初めての大会のときだった
あなた
とうとう来たね...
入学してはや3ヶ月がたった今日
1年生は初めての大会だった

ダヒョン
まったく心配は無い!1年生は僕たち3人だけだがなんの問題ない!全て僕に任せたまえ!

サナ
ちょっと心配やわ〜
あなた
大丈夫だよ、私たち入部してからこの三ヶ月間毎日練習してきたじゃん!!

サナ
そうやけど....

ダヒョン
なんにせよ我がチームには全国大会2位と1位がいるからな!そう簡単には負けはしない!

ダヒョン
さっ!もうすぐ大会が始まるぞ!!
1年生は初めての大会ということもあり皆とても張り切っていた
しかしその中で中学の時全国大会2位の成績を持っているサナは少し体が少しだるかった

ダヒョン
あのときはまだ気づかなかったんだ
サナの体調の変化に

ダヒョン
本来ならもっと仲間の体調をきずかうべきだった
ーバン!ー
審判
10点
あなた
よっしゃ

ダヒョン
ナイス!!なかなかやるではないか!
あなた
つぎはダヒョンの番だよ!

ダヒョン
任せておけ!サナ行ってくる

サナ
え、あ、うん行ってきぃ
さっきから椅子に座り下を向いているサナに異変を感じながらもダヒョンは自分の番が来たので試合に出ていった
あなた
サナ大丈夫?

サナ
え、うん全然大丈夫やで
ーパン!!ー
審判
7点

ダヒョン
チッ!なんだあの審査員目が腐ってるじゃないか!僕の矢は絶対8点に入っていた!!
あなた
あ、ダヒョンお疲れ様

ダヒョン
あなた!見たか僕の矢を!あれは絶対8点だった!
あなた
いや、あれは7点だよ

ダヒョン
はァァァ?!
審判
次、湊崎サナさん
あなた
サナ、呼ばれたよ

サナ
うん....
サナは少し小さな深呼吸をして的の前にたった
審判
それでは初め
審判の支持を受け、1回目

サナ
フゥ....
ーバン!!ー
審判
9点
審判
2回目
審判の支持を受けながら順調に矢を放っていくサナ
あなた
やっぱりサナなんか変だよね?

ダヒョン
そうか?緊張してるだけだろう

ダヒョン
僕も次に向けて矢の練習でもしてよう
あなた
.....だといいんだけど
それからサナが8回目のときだった
ダヒョンが会場の隅で次の出番に向けで練習をしていると
審判
8回目

サナ
フゥ...

ダヒョン
どうだ!!僕の華麗な指さばき!!
とう!えい!やー!!!
あなた
ちょっ!だめっ!ダヒョン危ない!!!

ダヒョン
大丈夫!僕が失敗なんてするは...

ダヒョン
うぉ!!!!!

サナ
え
ーバンっ!!!!!ー

ダヒョン
サナ!!!!
あなた
サナ!!!

ダヒョン
....僕が、手をすべられて打った矢が的に矢を打とうとしていたサナの手に当たってしまった

モモ
え?!

ダヒョン
本来だったらすぐに避けられるはずだった
けど
サナはやはりその日体調が悪かったみたいでふらついたところに僕の矢が飛んで言ってしまったんだ

ダヒョン
いくら弓道の矢の先がとんがっていないものでも先に着いているのは鉄の重り、それが遠くから飛んでくれば手なんて簡単に怪我をする

モモ
その後、、サナ先輩は....?

ダヒョン
すぐに病院に運ばれたよ
大会は中断になりそのまま我が校は大会には参加出来なかった

ダヒョン
病院に運ばれてサナはすぐに手術を受けることになった

モモ
手術は...

ダヒョン
無事成功したさ........だがな

サナ
........

ダヒョン
サナ...?

ダヒョン
サナは変わってしまった
僕が何を話しかけても反応を示さず病室からずっと外を見ていた

モモ
.......

ダヒョン
で、そのまま退院と言う形になったのだが
サナは退院したあと弓道部に戻ってくることはなかった

ダヒョン
でも、君たち1年生が入学してくるちょっと前の春休みの時だった、サナが部室に顔を出したんだ。

モモ
え

ダヒョン
「マネージャーをやらして欲しい」とだけ言ってきたんだ

ダヒョン
もちろん僕は嬉しかった。マネージャーでも弓道部にいてくれることが、、、でも

ダヒョン
今でも、弓道場にいるサナの姿を見ると思ってしまう。あの時自分があんなことをしなければサナは今も楽しく弓道ができていたんじゃないかって

ダヒョン
僕のせいで....僕がサナの弓道を奪ったんだって...
サナはきっと僕を恨んでる、いつも笑っているが心の中ではきっと.....

モモ
そんなこと....
モモは下を向いているダヒョンの背中をさすろうと手を伸ばした
その時、キーっと小さな音を鳴らしながら部室のドアが開いた

サナ
ダヒョンはうちがそんな人間に見えるの?

モモ
サナ先輩?!

ダヒョン
サナ....

サナ
うちがダヒョンのこと恨んでるって本気で思っとんの?

ダヒョン
.....そうだろ?
だって僕はそれなりのことをした

ダヒョン
恨まれて当然だ....

サナ
ふざけんなや

モモ
え、ちょ!サナ先輩?!
サナは入口の近くにあった部員がおもちゃで遊んでいるハリセンを持ちダヒョンの頭を思いっきり叩いた
ースッパーン!!ー

サナ
うちがダヒョンのこと恨むわけないやん!いつうちがそんなこと口にしおった?!言わんこと勝手に思われて勝手に納得すんやないこのバカタレ!!!うちはな思ったことはちゃんと口にするタイプやしダヒョンのこと恨んでたら一緒にもいないし部活のマネージャーやりたいなんて言わないわ!勝手に自分が悪いと思ってるのやめてもらえる?!!アホか!!
ースッパーン!スッパーン!ースッパーン!

モモ
サナ先輩!1回ハリセンストップストップ!!ダヒョン先輩の頭とれちゃいます!!

ダヒョン
ならなんで弓道をやらないんだよ!!?

ダヒョン
あの日からサナは弓道をやらなくなってしまった、それは怪我があったからだろ!!?怪我がなければ普通に弓道ができていたんだろ!

サナ
ああ、そうや!あの日から弓道が、矢をもつのが怖くなってしもうたわ!でもなぁ、ダヒョンのせいだなんて思ってないわ!!

サナ
あの事故は、体調が悪いのに大会に参加したうちの責任でもある!なのに勝手にダヒョンだけのせいにされたらたまったもんやないわ!

ダヒョン
でも!......僕が矢を放ったことには変わりは無い...ポロポロ

サナ
.........
ダヒョンは涙目になりながら今にも消えそうなぐらい小さな声でそう言った

サナ
.........うちさ、モモちゃんにも話したんやけど弓道が全てやったんよね

ダヒョン
....あぁ、知ってるさ....

サナ
でもなや、ダヒョン
あんたはうちにとって弓道よりも大切な存在やねん

サナ
ダヒョンがうちのせいで辛い思いしてるのだけは絶対にいやや

サナ
だからダヒョン、自分のせいだなんて絶対に思わんといて

ダヒョン
........

ダヒョン
なら、また
一緒に弓道やろうよ

ダヒョン
僕に弓道のすばらしさを教えてくれたのはサナじゃないか。もう一度あの頃みたいにサナと弓道がしたい

サナ
それは.....
サナは少し困った様子だった
その様子を見ていたモモがゆっくりと口を開いた

モモ
大丈夫ですよ
サナ先輩なら

モモ
素人のうちが言うのもなんですけど、さっきの先輩すごかったですっ!うちみとれてしまいました。

モモ
それに、あの場所で矢を引いてたってことは先輩、やりたいんじゃないんですか?

サナ
..........そう、、、やな

サナ
やりたい.....けど

サナ
やろうと思う度手が震えるねん....

サナ
手が震えるなんてそんな恥ずかしいとこ誰にも見られたくないねん
白く透き通った手を擦り合わせながらサナは言った
サナはきっと怪我をした時のトラウマがあるのだろう
矢を持つ度にそのトラウマがサナを襲う
モモもダヒョンもそのことはわかっていた

ダヒョン
......サナ、無理にとは言わない
ちょっとずつでいいんだ、僕と一緒に弓道をやろう

ダヒョン
今すぐには前みたいにできる訳じゃない、サナの手の震えが止まるように少しずつ矢に触れてみよう。サナが前みたいに楽しく弓道ができる日まで付き合うから、僕とまた一緒にやってくれるか......?
ダヒョンはサナの手をそっと握った

サナ
ダヒョンが...?

ダヒョン
ああ、責任はとるさ

ダヒョン
サナが弓道をやりたいなら僕もその手伝いをする。サナが僕のことを大切に思ってくれてるように僕もサナのことが大事だ、なら、僕ができることはやってやりたい

サナ
........

ダヒョン
どうだサナ....?
少しずつ弓道をまたやらないか?
ダヒョンが恐る恐る聞くと
下を向いていたサナがダヒョンの頭に軽くデコピンをした

ダヒョン
痛?!

サナ
これで、さっきのこと全部チャラにしたるわ

ダヒョン
え?

サナ
さっ、弓道場に行こかぁ〜

ダヒョン
え、えっと....サナ?

サナ
うちが弓道できるよに手伝ってくれるんやろ?

ダヒョン
!!!!

サナ
うち、、、少し頑張ってみるわ
前みたいにみんなで笑えるように

ダヒョン
ぼ、ぼ、ぼ、僕がいるんだから心配はいない!!!!!
そう言ってダヒョンは走って部室を出ていった

サナ
モモちゃん

モモ
は、はい!

サナ
なんかごめんなぁ
暗い話してもうて

モモ
いえ!全然
うちこそサナ先輩の過去のこと知りたくてダヒョン先輩に無理やり聞いて...ごめんなさい

サナ
そんなええんよ笑笑
そのおかげでうちまた新たな1歩踏み出すことができたんやし

モモ
怪我はもう治ってるんですか?

サナ
うん!もう完璧
そもそも怪我って言っても少し腫れて先生に薬塗ってもらっただけやし

モモ
は?え、
ダヒョン先輩は手術したって....

サナ
手術....?あはははww
そんなわけないやんwwww

モモ
え?え、

サナ
確かに病院には運ばれたけど、倒れたのは熱のせいや矢だって怪我するほどのものやないよ笑笑

モモ
だって先輩が手術したって....

サナ
モモちゃん、ダヒョンだよ?
ああ見えてびびりだからきっと焦っててそう思っちゃたんだろね

モモ
でもでも!その後先輩話しかけてもあまり反応を示さなかったって

サナ
入院中暇だったから良きイヤホンして音楽聞いてたのよ。ほら病院って音出しちゃダメじゃない?

モモ
.....じゃあ全部嘘やったってこと?

サナ
嘘では無いけど、ダヒョンの伝え方の問題やな

モモ
うちの感動返してぇー!!!

サナ
笑笑
でも、怪我したのは確かだしほかの言ってることはあってるよ笑笑

モモ
うち、やっぱりダヒョン先輩のことよくわからん

サナ
慣れだよ慣れ

モモ
慣れたくないです
ドドドドド🏃♂️

ダヒョン
サナ!!準備できたぞ!

サナ
あーい
今行く

サナ
てなわけで、モモちゃんマネージャーよろしくね!

モモ
はいはい、もうなんでもやりますよ

ダヒョン
どうしたそんなくらい顔をして、悪魔にでも取り憑かれたか?

モモ
そっちの方が、ええかもしれませんね
完
いいねして作者を応援しましょう!
第31話 自分らしくいるために(チョウ・ツウィ)
「ミナ」との夢小説、ココにあります
ノベルスタジオならストーリーは無限大!
あなただけの夢小説に出会える!
スポットライトでみんなに広めよう!
累計0回当てられています! (匿名を含む)
web版でスポットライトを当てる
「スポットライトを当てて読む」を押すと動画が再生された後にスポットライト限定チャプターに遷移します。
0/0
スポットライトを当てるだけ!
小説をたくさんの読者に届ける方法とは?
keyboard_arrow_down
スポットライトを当てるだけ!
小説をたくさんの読者に届ける方法とは?
「スポットライト機能」は好きな小説をたくさんの読者に広めたり、作家に応援の気持ちを伝えられる機能です!
- 1
小説にスポットライトを当てる
「小説にスポットライトを当てる」ボタンを押そう!
あなたの好きな小説や、自分が書いた小説にもスポットライトを当てられます。
- 60分につき3回までスポットライトを当てることができます。
- 「名前をひみつにする」にチェックを入れて当てると、スポットライトユーザー一覧に名前が掲載されません。
- 2
スポットライト小説枠に掲載される
スポットライトを当てた小説は、以下の場所にあるスポットライト小説枠に掲載されます!
- 検索ポータルページ
- 小説詳細ページ下部
- チャプターページ下部

- スポットライト小説枠に掲載される小説は、ユーザーごとの好みに合わせて表示されます。
- 3
たくさんの人に読んでもらえる
好きな小説や自分が書いた小説にスポットライトを当てて、たくさんの人に読んでもらおう。
応援の気持ちを伝える手段としても使えます!
スポットライトユーザーランキング
いまなら1位になれるチャンス!
上のボタンからスポットライトを当ててみよう!

- 1
− - 2
− - 3
−
関連するスポットライト小説
- ノンジャンル

まんね。
もう少し… まんねらしくいて。
favorite 21,297grade 1,085update 6日前 - 恋愛

貴方に会ったその日から
lock フォロワー限定favorite 42grade 48update 2026/02/03 - 恋愛

乙骨憂太の妹、五条悟の妹よりも強い件について
lock フォロワー限定favorite 7,396grade 1,254update 4日前 - ファンタジー

任務先で会った奴が不仲相手だった件
《??》バンッバンッッ…… っあ!君が僕のパートナーっ!? 《💎🦊》……あれ、?? 《💙🐱》……え゙ッ、 任務先で会ったやつが不仲相手だった件 2025 8/18 デイリーランキング24位🎉 9/27 ☆200達成🎉 10/11 デイリーランキング13位🎉
favorite 1,635grade 292update 2026/01/24
コンテスト受賞作品
もっと見るショートドラマ&アニメーション原案募集コンテスト



編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!