休日の朝9時
ダヒョンはお昼すぎの部活前に学校を歩き回っていた
学校に住み着いている猫と猫じゃらしで遊んでいると
新体操部の方から叫び声が聞こえた
ダヒョンは叫び声が聞こえた新体操部の部室まで走って向かった
ダヒョンは1年生に言われ部室を覗いた
部室はあれに荒れまくっていた
タンスからは綺麗に畳んであったタオルが泥だらけになり地面に散らばり
ハンガーにかけである体操服などはあっちこっちに少しさいたような跡が残って落ちていたり
椅子などなひっくり返ったりと酷いあれ用だった
ダヒョンはそのまま大急ぎで職員室に行き先生を呼んできた
その後は大騒ぎになった
物の紛失は無かったもののこのあれようはあまりにも酷すぎるので月曜日の朝全校集会が開かれた
校長先生が全校生徒に事情を話している最中ダヒョンは頭の中であることを考えていた
隣にいたサナがダヒョンに話しかけてきた
ナヨンの声でみんなはぞろぞろと教室に戻っていった
ダヒョンは1人放課後の学校をコソコソと歩き回った
そして被害にあった新体操部の部室にやってきた
ダヒョンは部室の中に入り何か痕跡がないかを探していた
しばらくすると誰かがこっちに来るのがわかった
部室にある服の山ずみになっているところにダヒョは身を潜めた
そして部室のドアがあき中に入ってきたのはチェョンだった
ーガチャー
チェョンは当たりをキョロキョロと確認をするとロッカーの鍵を開けた
チェョンは「1年生」と書かれたロッカーの鍵を開け中からなにかをあさっていた
ダヒョンが服の中から飛び出そうとした瞬間
チェョンはロッカーかから運動着を出てきた
ロッカーから運動着を取り出すとまた隣のロッカーから運動着を取り出しそれを繰り替え始めた
取り出した運動着はカゴに入れられ
チェョンはそのカゴに入った運動着をそのまま部室にある洗濯機に入れた
ダヒョンは飛び出るのをやめてまたチェョンの観察を始めた
すると今度はイスに置いてある2年生のカバンをあさり始め中からお財布を取り出した
ースっー
チェヨンはお財布の中に自分のポケットから取り出した1000円札を入れ元のカバンの中に戻した
そこに忘れ物を取りに戻ってきた2年生がやってきた
そういい2年生は部屋を出ていった
椅子に腰を下ろしていたチェョンはゆっくりと腰を上げた
ーバン!!ー
ツウィはポケットからお金を出しチェヨンの手にわたした
手を振りツウィは部室を出ていった
ダヒョンは何の気なしに顔をあげた
そこには背中に龍の入れ墨が入っているチェヨンの背中が見えた
ダヒョンはその日以来学校の主のことを考えなくなった。
完
ーおまけー
そういいジョンヨンはブチャイクを持ち上げた
ツウィがブチャイクを抱き上げ文句を言っていると
チェヨンが猫を取り上げて
ダヒョンに渡した
完
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!