ー数日後ー
いつもと何も変わらない朝
いつもみたいに服を着替えて朝ごはんを食べてモモと私は家を出た
学校までの道はもうすっかり春で桜がチラチラと待っている
ーピロンー
桜の木が満開に咲くトンネルの中私は足を止めた
そしてモモは1歩進み私の手をゆっくりと握った
2人で顔を見え合わし私たちは笑った
こんなにも清々しい日々が来るなんて思わなかった
声がした方を振り向くと後ろから自転車に乗ったツウィ先輩とその後から走っているチェヨン先輩がいた
先輩たちと話ながら学校に行く道を歩いていると校門が騒がしかった
話を聞くと誰も何も知らないようだ
じゃあ一体なんなんだろう...
私たちはさらに校門に近ずいた
すると
ダヒョン先輩がチェヨン先輩にそう言うと
チェヨン先輩は黙り込み
ただならぬオーラでそう言った
道具の方で副会長が私に向かって手を振ってこっちに走ってきた
そう言って会長は副会長と手を繋ぎ私たちに見せてきた
会長と副会長はお互いに顔を向け合わせて首を傾げた
会長に教えてもらい私は屋上のドアをゆっくりと開けた
ドアを開けると春の暖かい風が私の頬を横切った
先輩は壁を飛び降り私の目の前にやってきた
先輩が私を手で呼んで私を自分の膝の中に座らせた
すると先輩は後ろから私のお腹に手を回してきた
ポケットから雨を出し先輩は舐め始めた
ーポロー
先輩のポケットからタバコのケースが落っこちてきた
屋上を笑いながら走り回る私を先輩はもう一度捕まえて抱きしめた
それと同時に柵越しから校門が見えた
校門ではみんな楽しそうに話しいた
これがきっと私がずっとずっと望んでいた普通の女の子の普通の生活だったのだろう
勉強に励んで友達と思いっきり遊んで好きな人と恋人になれて今をこうして生きていることがどれほど幸せなのか、
当たり前の生活ができることがこんなにも嬉しいのはきっと最後まで諦めずにいたからだ
本当に長かった
けど本当にたくさんの愛をくれた
こんな私に愛をくれた人たち
こんな私に愛をくれた意味を教えてくれた
かけがえのない仲間たち
1年前の私が知ったらきっと驚くに決まってる
出会いは最悪
あの日私の人生を変えてくれた変人さんと今こうして付き合っているのだから
人生は何があるか分からない
その日一日一日を一生懸命に生きていれば必ず幸せは手に入れられる
私もそうだったから
私たちはそしてゆっくりとキスをした。
先輩、本当にありがとう
私と出会ってくれて、私を愛してくれて
これからは私がもっともっと先輩を幸せにするね。
next
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。