第4話

助 け て く れ た あ の 人 .
364
2022/06/23 10:43





あれから私の

新しい人生がスタートした




美希さんはもともと小さなアパートに住んでいたのだけれど


私が住むことになって大きな家を買った
申し訳ないと断ったんだけど…押し切られてしまった


1番変わったのは生活
個性の使い方を学ぶようにした


あの事故のことを思い返す度に

私を助けてくれた人の声が聞こえる




その声だけは鮮明に脳裏に焼き付いて離れない




医療班として出た美希さんに聞くと

プロヒーローなのは分かっていたけど
あまり見た事が無い人だったらしい
でもなんとか調べてヒーロー名が分かった

〝 イレイザーヘッド 〟

相手の個性を一時的に消す個性


なるほど暴走したヴィランを止めるにはうってつけの個性だ


と思った



そして日に日に

〝 会いたい 〟〝 お礼を言いたい 〟

という気持ちが強くなって

プロヒーローになれば会えるんじゃないか


という単純な考えの元

雄英高校を目指すことになる


そして…中学3年生の夏


美希 「あなたちゃん!!!」

バタバタと息を切らして部屋に飛び込んできた美希さん

あなた 「ど どうしたの?」

美希 「雄英高校のヒーロー科!! もしかしたらいるかもしれない!!」


あなた 「!!!?」



イレイザーヘッドは今年のヒーロー科の担任を受け持っていたそして今度のヒーロー科もイレイザーヘッドであるかもしれないと言うこと


そのことを瞬時に把握した私は

美希さんの手を取る

あなた 「美希さん…!! 私…! 絶対ヒーロー科合格する!」

美希 「うん…ッ!今まで頑張ってきたもんね!
きっと受かるよ!!」







































そんなことを言い合っていたのがつい昨日のように感じる


そう。今日は実技試験当日です
あなた 「胃が痛い…」

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