「髪うにょうにょしてて、気持ち悪ーい!」
「蛇みたい、気持ちわるっ!」
「切っちゃおうぜ!」
え?
「切っちゃえ!切っちゃえ!」
いや!やめて!引っ張らないで!
痛い!痛い!
「いくぞー!せーのっ!」
ジャギン!
そんな出来事から、1216年たったある日
私はアリアナ
小さい頃のいじめを思い出していた
小さい頃は、髪が長くて
多くて、くるくるしてた
そんなことだけでいじめをうけていた
私の家系はどうやら少し変みたい
私のおばあちゃんは魔女で
不死身らしい
ママもそう
しかも、うちはみんな能力を使えて
危険だからってゆうのも
いじめの原因のひとつ
あれから、1000年以上たったけど
いじめが怖い
家からも出られない
誰にも、会わずずっと1人で暮らしていたい
がたっがたごと
なんの音?
「家!?こんな所に!?」
そんな声が聞こえた
とんとん
ドアをノックしてる
どうしよう…
またいじめられる
いや!入ってこないで!
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!