第3話

2章1部 20話 3者動揺 終
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2026/05/15 13:36 更新
神城青葉 (かみしろ)
神城青葉 (かみしろ)
(どうしようどうしようどうしようどうしようどうしよう…!!)
神城青葉 (かみしろ)
神城青葉 (かみしろ)
(みふゆん賢いからどうしてボクがここにいるのかわかっちゃったよね?!!)
神城青葉 (かみしろ)
神城青葉 (かみしろ)
(どうしようとりあえず逃げる?逃げてどうするのかって話だけど…!)
青葉の目に力が入り逃げようと美冬に背を向けて走りだしたとき、
栗花落美冬 (つゆり)
栗花落美冬 (つゆり)
拘束魔法ビルデット
という美冬の低い声が聞こえその場で固まり動けなくなった。まるで金縛りのように。
美冬は俯いたまま青葉に近づき質問をした。
栗花落美冬 (つゆり)
栗花落美冬 (つゆり)
…青葉ちゃんはいつからスピオンにいるの?
このまま何も喋らず口を閉ざしていても無駄だと思った青葉は観念し、大人しく美冬の質問に答えた。
神城青葉 (かみしろ)
神城青葉 (かみしろ)
ボクがみふゆんのお家に住みだした、1年前からだよ
栗花落美冬 (つゆり)
栗花落美冬 (つゆり)
そっか
栗花落美冬 (つゆり)
栗花落美冬 (つゆり)
第2警察、組織の仕事内容は知ってるの…?
神城青葉 (かみしろ)
神城青葉 (かみしろ)
うん…
栗花落美冬 (つゆり)
栗花落美冬 (つゆり)
…そうだったんだね
栗花落美冬 (つゆり)
栗花落美冬 (つゆり)
捜査戦闘部には入ってない?
神城青葉 (かみしろ)
神城青葉 (かみしろ)
うん、小さい頃からずっと服飾科だよ
神城青葉 (かみしろ)
神城青葉 (かみしろ)
戦闘科とか変装科、尋問科には雅さんが関わらせてくれないから
青葉が逃げないとわかったからかいつの間にか拘束魔法は解けており、青葉はチラリと悔しげな驚いた顔をしている剱持の方を見た。
栗花落美冬 (つゆり)
栗花落美冬 (つゆり)
そう…
他にも何か質問が飛んでくるのではないかと思っていた青葉だったが、美冬の表情を見てその思考が消えた。
美冬は言葉を呟くと同時に顔を上げ、困り眉を作りながら目を細め諦めたような、悲しげな表情を浮かべた。
栗花落美冬 (つゆり)
栗花落美冬 (つゆり)
青葉ちゃんに危険が及びずらい科で良かった
栗花落美冬 (つゆり)
栗花落美冬 (つゆり)
…これからも、頑張ってね
そう言い剱持に会釈をしてから目と鼻の先にある組織マーダに行こうとする美冬を見て何故か青葉は焦りを感じた。
神城青葉 (かみしろ)
神城青葉 (かみしろ)
………ッみふゆん!!
青葉は咄嗟に美冬の名前を呼びながら駆け出し、腕を掴んだ。
栗花落美冬 (つゆり)
栗花落美冬 (つゆり)
……?!
青葉が自身の腕を掴んでくるとは予想していなかったのか、勢いよく振り向いた。
神城青葉 (かみしろ)
神城青葉 (かみしろ)
……他に、聞きたいこと、あったんじゃないの?
美冬の腕を掴み、疑うような顔で見つめた。
神城青葉 (かみしろ)
神城青葉 (かみしろ)
みふゆんとの付き合いは長いから、わかるよ…普段は察し悪いけどね
栗花落美冬 (つゆり)
栗花落美冬 (つゆり)
……
栗花落美冬 (つゆり)
栗花落美冬 (つゆり)
他に聞きたいことはないよ?
先程と同じような困り眉を作りながら笑い、首を横に振り答えるが、青葉はまだ疑っているような顔をしていた。
栗花落美冬 (つゆり)
栗花落美冬 (つゆり)
ほんとうだよ…?
その様子を見た青葉は一瞬、ほんの一瞬だけ唇を噛み少しばかりの沈黙の後、深呼吸をして口を開いた。
神城青葉 (かみしろ)
神城青葉 (かみしろ)
……聞きたかったことは、









神城青葉 (かみしろ)
神城青葉 (かみしろ)
どうしてボクが組織に居るのかってことじゃない?










その言葉を聞いた美冬の瞳孔が開いた。
栗花落美冬 (つゆり)
栗花落美冬 (つゆり)
__ッそ…
剱持雅 (けんもちみやび)
剱持雅 (けんもちみやび)
青葉…!
僅かに反応のあった美冬の声が青葉の耳に届く前に、心配や焦りの感情が滲んでいる剱持の声が届いた。
その声で何かを察した青葉は笑顔で、
神城青葉 (かみしろ)
神城青葉 (かみしろ)
いーの
神城青葉 (かみしろ)
神城青葉 (かみしろ)
話すタイミングが無くなるし
とだけ答えた。
自分のこの言葉に疑問を持ち、頭にはてなマークを浮かべたがすぐに答えを導きだした。
神城青葉 (かみしろ)
神城青葉 (かみしろ)
(そっか…。ボクがみふゆんに焦って声をかけたのは、過去を言うタイミングを逃したくなかったからなんだ)
剱持雅 (けんもちみやび)
剱持雅 (けんもちみやび)
お前から話すのか、アレ・・
神城青葉 (かみしろ)
神城青葉 (かみしろ)
ボクが先に話して、雅さんが補足するって形はどう?
神城青葉 (かみしろ)
神城青葉 (かみしろ)
どーせボク上手く喋れないからさ
剱持雅 (けんもちみやび)
剱持雅 (けんもちみやび)
そうか……
栗花落美冬 (つゆり)
栗花落美冬 (つゆり)
…………
一連のふたりの会話を美冬は真顔で聞いていた。自分が知りたいと思ったが、話題に出すのを辞めた話を。この後2人によって明かされるであろう話を。
剱持雅 (けんもちみやび)
剱持雅 (けんもちみやび)
ここじゃなんだから場所を変えるぞ
栗花落美冬 (つゆり)
栗花落美冬 (つゆり)
それなら組織マーダのボス室へ。1番近いので
剱持雅 (けんもちみやび)
剱持雅 (けんもちみやび)
わかった
剱持雅 (けんもちみやび)
剱持雅 (けんもちみやび)
青葉もそれでいいか
神城青葉 (かみしろ)
神城青葉 (かみしろ)
うん、問題ないよ
3人はマーダの美冬専用の部屋、ボス室へと入り、向かい合わせになっているソファに美冬、青葉と剱持の1対2で座った。



これから語られるのは、ピンク髪の可愛らしく誰からにでも愛されるような顔立ちをした神城青葉の隠されてきた過去だ。
作者
2章1部のラストとなる20話が更新されました!前回もお知らせしていた通り今回の話で2章1部は終わりになります。次回の本編からは2章2部になります!あの子にどんな過去があるのか…次回の本編までお楽しみに!ではでは

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