~あなたの下の名前side~
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飛雄は頬を赤く染め言った。
いきなりのことでちょっと、いや、めっちゃ
びっくりした。
だって。飛雄が???
私を。??
でももしかしたら友達として、マネージャーとして
かもしれん。
告白だ。。。
え。ちょっとまって、、飛雄が、私の事を、?
でも、なんで、、?わからへん、、、
正直恋愛をするのが怖い。
信じていた人が急に目の前から居なくなったり、
いきなり怖くなったり...
人をまだ完全には信用出来きへん。
そんな私が恋愛をしたら相手を傷つけるような気がするんや。。
少し信用していても心のどこかで『疑っている』
飛雄はええ子や。すごく..ものすごく...
この前アタシが先生に頼まれたノートを職員室
まで運んでる時、半分。いや、半分以上
持ってくれた。
他にもある。やまほど助けて貰ってる。
同じクラスで、席が隣。
授業中ペアになったり、飛雄が授業中寝てたり。
まだ出会って数ヶ月。
すごく楽しい。
それなのにここまで仲良くしてくれて、
私の事頼ってくれた。
腕で顔を隠した。
顔...熱い。
なんて返事するのが正解。?
こーいう時。。なんて。?
この前、学校の人が告白してくれた時。
ちょっと....怖かった。。。
なんか。前の彼...に似てた。。なんだろう。
雰囲気じゃなくて、、、、、
またなんか。怖いことされるんじゃないかって。
あぁ、アタシ最低だ。
こんな時まで最低なことを考えてる。
そう言い、飛雄は私の腕を引っ張って
歩き出した。
いつも通りに。。できるかな
返事は。。どう言えば。。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。