第5回プリコンにつきまして、
バレンタインデーということで今回の作品を書かせていただきました。
僕は恋愛経験が無いので、真面に恋愛小説が書けるとも思えず、
「バレンタインデーはバレンタインさんが処刑された日」
と聞いたことがあったので、僕の中で浮かんだストーリーを色々こねくり回し、このような形になりました。
バレンタイン(ワレンティヌス)さんと
クラウディウス2世は3世紀ローマ帝国に実在した人物です。
今回の作品を書くにあたり名前をお借りしましたが、実在の人物とは一切関係ありません。
また、処刑方法は火刑としましたが、
火刑は魔女狩りなどで、中世に広く行われた方法です。
本来は3世紀であれば、磔刑などと推測は出来ますが、
ストーリー上、火刑となり史実に基づいていないことを注意しておきます。
最後まで読んでいただいたこと、誠にありがとうございました。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!