無料ケータイ夢小説ならプリ小説 byGMO

第7話

希望
バレンタイン司祭
そうでしたか。
それは、さぞお辛かったことでしょう。
何もかも話したレオンに、
バレンタインと名乗った司祭はそう言った。

本当に心を痛めているようだった。

しかし、いくら彼等が悲しもうとも、
どうしようもない。


御触れが無効にでもならない限り、レオンがミリアと結ばれることは不可能なのだ。



男性の大半が半ば強制的に兵士となっている状態で、
兵士を辞める等と喚いても潰されてしまうだろう。


御触れを取り消してくれなど、更に無茶だ。



打開策も無かった。
希望も無かった。


司祭の言葉が聞こえるまでは。
バレンタイン司祭
その、ミリアさんをここに連れて来るのは不可能ですか?
レオン
え、いや、連れて来られます。
おそらく。
バレンタイン司祭
では、連れて来てください。
できる限り早く。

ここで挙式しましょう。
レオン
何を言っているんですか!?

そんなことをしたら、処刑されますよ!
バレンタイン司祭
禁ずる、としか言われていません。
いきなり、処刑することは無いでしょう。

それとも、貴方はミリアさんと結婚したくは無いのですか?
司祭は笑顔で言葉を紡いだ。



司祭の言葉で、レオンの脳裏にミリアの濡れた双眸が浮かんだ。

それで、意を決した。