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第3話

皇帝の御触れ
『兵士は、恋人や想い人を持ってはならない』

兵士
おかしな御触れが出たもんだ。
訳がわからん。
兵士
噂では、故郷に想い人がいては、兵士の士気に関わるからだとか。
しかし、婚約も禁ずるとは………
軍人皇帝が一人クラウディウス2世陛下のもと出された奇妙な御触れ。


それは、兵士達の間で瞬く間に広まった。



多くの兵士が、混乱する中、レオンもまた、その一人だった。


レオンは田舎の出で、徴兵されて兵士となった。

彼には幼い頃からの間柄である少女がいた。

先日、その少女に、なけなしの勇気を振り絞って自分の思いを告げ、晴れて恋人となったばかりだった。

婚約までしていたのだ。


しかし、こんな御触れが出てしまっては、それどころでは無い。

今、式を挙げようものなら、確実に処刑されるだろう。



しかし、この御触れが取り消されるまでに、果たして戦場で自分は生き残れるだろうか?

そもそも、この御触れは取り消されるだろうか?


そんな考えばかりが頭の中を埋め尽くす。




考えが消えることは無く、暗い気持ちのままレオンは帰路についた。