切島が部屋にスマホを置いてきてしまった為、
レセプション会場への行き方がわからず、
敵の放送も聞こえていなかったらしい。
轟の作った氷壁の中から、
敵が衝撃波で氷を壊しながらまっすぐ進む。
もう一人の小柄な敵はそう叫びながら、
巨大な化け物へと姿が変わった。
咄嗟に轟が氷壁を作るが、
それも一撃で壊されてしまう。
爆豪は衝撃波の攻撃を爆破で避けながら、
あなたに聞く。
巨大な怪物となった敵は、
まっすぐあなたの方へ向かってきた。
あなたは跳躍し、敵の背後へまわる。
首を狙い、腕を振るう。
攻撃を続けていると突然、
敵の身体が縮み始めた。
どうやら限界が来たようだった。
衝撃波の"個性"の敵は轟と爆豪と切島により無事退治されていた。
(ななえ)の元へ駆け寄る切島は心配そうに聞く。
聞こえないような小声で、爆豪がそう呟く。
その声は、突如現れた
警備マシンのサイレンでかき消された。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!