それは毎年の事なので私自身もよくわかってはいる。
でも、生憎明日はお母さんが出張なため、浴衣の着付けをできる人が身近にいなかった。
着付けの事に困りまゆをひそめる私に、沙織はきょとんとした表情で「うちのお母さんできるよ?」と首を傾げた。
だから任せとき!
と、沙織自身がやってくれる訳でもないのに自信満々なピースサインを送ってきた。
……さすが沙織。やることが違う。
そこが彼女の最高のプラスポイントではあるけど。
教科書で目下まで隠して照れ隠し。
沙織の家には何度かお邪魔しているため、家の位置は特に問題はなかったが、沙織のお母さんに会うのは初めてなのでとても緊張してしまう。
約束を交わした私と沙織は、お互いに教科書をカバンに詰め、一緒に教室を後にした。
明日は土曜日。学校も休みだ。
だからきっと……祭りの方も今年は人が凄いんだろうなぁ、と胸に期待を詰めていた。
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ここまで読んでいただきありがとうございます♪
作者のあずきです(❁ᴗ͈ˬᴗ͈)
そろそろ次作の小説を何にしようかと考えてるんですけど色々と案がありすぎて決まらないです😭
恋愛は恋愛なんですけどね〜
いやー難しい😧💦
と、まぁどうでもいいですね笑ꉂꉂ (ˊᗜˋ*)
とりあえず『先生×生徒』ものか『アイドル×普通のJK』かそれとも……笑笑
選択肢が色々あると悩みますよね〜
とか言って一気にやったら後々ネタ切れしちゃいますし笑
まぁ、とにかく次回作もちゃんと考えていますので今後もよろしくお願いします🙏
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!