第2話

第二話
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2019/09/11 06:29
それは、下校中の事だった。

部活の後だから、7時頃だったと思う。

いつものように、柚希ゆずきと帰っていた。
柚希
~~~でさー!
You
うんうんww
あの時、大声で話してなければ。

あの時、もっと周りに気をつけていれば。

こんなことにはならなかったかもしれない。
柚希
っっ??
You
へっ??
ガッッッ

大きな音と共に、頭部に鈍い痛みがはしった。

きっと何か、固い物で殴られたのだろう。

だんだん薄れていく意識の中で、私の頭は柚希ゆずきの事でいっぱいになった。

状況からして、柚希ゆずきも同じ事になっているはずだ。

私がもっと気をつけていれば...


激しい後悔と共に、私の意識は遠くなっていった...

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