第12話

会議
360
2020/09/15 21:07
胡蝶しのぶ
胡蝶しのぶ
では、はじめましょうか。
これから、屋敷に泊まっているものたちでの極秘の会議がはじまる。
時透無一郎
時透無一郎
どうやったら、鬼を倒せるかだよね。
甘露寺蜜璃
甘露寺蜜璃
それより、あなたちゃんの体は大丈夫なの?
あなた

ええ、もう大丈夫です。ありがとうございます。これも、炭治郎がすぐに助けてくれたおかげです。

竈門炭治郎
竈門炭治郎
いや、そんな、俺は、普通のことをしただけだ。
我妻善逸
我妻善逸
(あっ、二人の世界にはいるぞ、これ。)
宇随天元
宇随天元
どうやったら倒せるか、か。
我妻善逸
我妻善逸
(あれ、もう進むの?)
悲鳴嶼行冥
悲鳴嶼行冥
やはり、鬼無辻、か?
嘴平伊之助
嘴平伊之助
何ごちゃごちゃ言ってやがる。皆殺しにすりゃぁいいだけだろ。
我妻善逸
我妻善逸
無理だよ。ちょっとは考えろよ。鬼が何体いると思ってんだよ。
嘴平伊之助
嘴平伊之助
じゃあ、ちゃっちゃとその鬼無辻を斬ればいいだろ。
我妻善逸
我妻善逸
それができたら苦労しねぇよ。簡単じゃないから、話し合うんだろ!
伊黒小芭内
伊黒小芭内
やはり、鬼無辻を倒す以外ないか。
煉獄杏寿郎
煉獄杏寿郎
そやつを倒せば、鬼はいなくなるのか?
冨岡義勇
冨岡義勇
分からんが、信じるしかないだろ。
不死川実弥
不死川実弥
倒したあとよりも、まずは、倒すことを考えるべきだろ。
竈門炭治郎
竈門炭治郎
どうすれば、いいんだ?
あなた

まずは、どうやって、鬼無辻のもとへ行くか、ですね。

胡蝶しのぶ
胡蝶しのぶ
ええ、おそらく、十二鬼月だけでなく、このあいだのような鬼がたくさん立ちはだかるでしょう。
冨岡義勇
冨岡義勇
突破するしかないか?
伊黒小芭内
伊黒小芭内
そりゃそうだろ。退いてください、と言って済んだら苦労しない。
時透無一郎
時透無一郎
どうやって突破するの?
嘴平伊之助
嘴平伊之助
簡単だ。全員斬る。
我妻善逸
我妻善逸
だから、それができたら苦労しねぇよ!ちゃんと考えろ。
宇随天元
宇随天元
どのぐらいいるかだな。
悲鳴嶼行冥
悲鳴嶼行冥
それで、何人必要か、わかるはずだ。
煉獄杏寿郎
煉獄杏寿郎
どう調べるのだ?
甘露寺蜜璃
甘露寺蜜璃
あの…思ったんですけど、鬼無辻を斬って済むのなら、無理して倒す必要ないんじゃないですか?
胡蝶しのぶ
胡蝶しのぶ
なるほど、確かにそうですね。
あなた

鬼無辻を斬って解決させるということですね。

我妻善逸
我妻善逸
(そうだよ。これが話し合いだよ。)
竈門炭治郎
竈門炭治郎
足止めをするということか。
不死川実弥
不死川実弥
誰がするんだ?
冨岡義勇
冨岡義勇
そもそも、どのくらいの強さで、何人必要かが分からないとどうしようもないだろう。
あなた

逆に、鬼無辻のもとへ行くメンバーを決めた方がいいかもですね。

話し合いの末、行くのは、私と、炭治郎、善逸さんと伊之助さんに決まった。
胡蝶しのぶ
胡蝶しのぶ
で、残った柱が他の鬼の相手をするということですね。
これで話し合いは終わり、解散となった。
竈門炭治郎
竈門炭治郎
(今度こそ、あなたを守る。)
皆が部屋から出ていくなか、一人、そう決意するものがいた。

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