『えと 、人を3回かいて ……… 飲む』←
……… ごっくん 。
緊張消えへんやん 。( 当たり前
『すーはーすーはーすーはーすーはー ……… 』
龍我「あなたちゃん 、落ち着いて(ボソッ」
『え 、あ 、うん !』
大丈夫大丈夫大丈夫 ………
私なら大丈夫やで 。
努力は必ず報われるんや 。
キーンコーンカーンコーン
チャイムが鳴ったと同時に 、ガサガサッという音が聞こえる 。
『よし 、』
ひとつ息を吐いて 、シャーペンを持った 。
龍我「ああああああ ………… 」
『りゅ 、龍我くん 、大丈夫 ?』
龍我「やばい 、どうしよ 、おわたおわたおわた」←
『落ち着いて〜 !』
龍我「あ 、そういえば今日4時まで仕事ないよね ?」
『うん 、確かそうだった気がする』
龍我「じゃあどっか行かない ?」
『行く !』
『ん〜〜 ♡♡』
龍我「おいひいね !(モグモグ」
クレープ美味しすぎてやばい ♡♡
ちなみに私はクレープ大好き人間です 。( )
龍我「あなたちゃん 、ちょっとちょうだい !」
『いいよ !』
私がクレープを差し出すと 、パクッとかぶりつく龍我くん 。
龍我「ん 、これもおいひい !!」
『でしょ ?笑』
龍我「俺もこれにすればよかった〜 !」
『じゃあ全部あげる !』
龍我「え ?」
『作詞しなきゃいけないから !はい 、どうぞ !』
龍我「あ 、ありがとう」
鞄から楽譜を取り出して 、ペンを回しながら歌詞を考える 。
そんな私を 、龍我くんは心配そうな目で見ていた 。
ついにテスト返却の日 。
『どきどきする …… !』
龍我「何点取れてるかな …… ?」
先生「紅月〜」
『は 、はいっ !( ガタッ )』
全「「 爆笑爆笑 」」
先生「よく頑張ったな 、」
『え ?』
先生から渡されたのは ………
『92点 !?!?』
え 、ちょ 、嘘でしょ !?!?!?
『せ 、先生 !これほんまに私のですか !?』
先生「そうに決まってんだろ」
『あ 、ありがとうございます !』
龍我「あなたちゃんすごいね !!」
『ありがとう 。てかどうしよう !』 ←
今回のテストはやばそうです 。(
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。