『 ……… ジャニーさん 、私事務所に入ります』
ジ「ほんとうかい ?」
ここはジャニーズ事務所の社長室 。
美容室に行ったあと 、私はここに向かった 。
『不安もありますけど 、やってみたいんです
変わりたいんです 、今の自分を変えたいんです』
ジ「 …… わかった 、Youを歓迎しよう」
『ありがとうございます』
ジ「YouにはHiHi Jetsに入ってもらう」
『え ?』
優斗くんのグループ ……… ?
ジ「初めて会った時HiHi Jetsと一緒にいたからね」
『 ……… そうですか』
優斗くんがいるなら心強いけど 、やっぱり不安が残ってしまう 。
ジ「慣れないことばかりだとは思うが頑張ってくれ
いまHiHi Jetsを呼んだから 、もうすぐ来るよ」
優斗「(コンコンッ
ジャニーさん 、HiHi Jetsです !」
ジ「入ってきてくれ」
優斗「はーい(ガチャッ
あなた 、なんでいんの !?てか髪切った !?!?」
瑞稀「優斗うるさい 、ちょっと黙ってて」
優斗「(゚ロ゚)」
蒼弥「ジャニーさん 、話ってなんですか ?」
ジ「あぁ 、あなたをHiHi Jetsに加入する」
『よろしくお願いします(ペコリ』
涼「 ……… 紅月さん 、顔上げて」
橋本さんに言われて 、顔を上げる 。
涼「これからよろしくね 。大変なこともあると思うけど 、俺らを頼って」
『ありがとうございます』
優斗「あなた 、よろしくな !!」
優斗くんと橋本さんは私を迎えてくれた 。
でも 、残りの3人は黙ったまま 。
きっと 、私をよく思ってない 。
………… こうなったら 、認めさせる 。
私は 、変わるためにここに来たんだ 。
涼「えっと 、紅月さんはいま何歳なの ?」
『 ……… 15歳です 、高校1年生』
涼「そこの2人と一緒じゃん !」
『そうなんですね』
涼「あーやっぱ敬語だめ !」
『え ?』
涼「メンバーなんだから 、ためで話してよ !」
『わ 、わかった』
涼「よろしい 。あと 、涼でいいから」
『(コク』
涼くん ……… って呼べばいいのかな 。
『じゃ 、じゃあ 、私のこともあなたでいいです』
涼「わかった 。あなたちゃんね」
『うん !(ニコッ』
瑞稀「はしもっちゃん 、ちょっと」
涼「なに ?」
瑞稀「話がある」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。