第20話

# 20
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2018/09/02 09:27
ス「本番まで !ご 、よん 、さん 、に 、」


勇太「始まりました !ザ少年倶楽部 !!」


玄樹「今日のテーマは〜 !岸くんよろしく !」


優太「えええ !?"Night"です !!」


勇太「テーマを発表したところで 、HiHi Jetsからお知らせがあります !」


玄樹「HiHi Jets 、よろしくね ♡♡」


優斗「はい !実はHiHi Jetsに新メンバーが加入しました !」


涼「あなたちゃん 、おいで〜」


涼くんが言った瞬間 、スタジオもお客さんもざわついた 。


『は 、初めましてっ !紅月あなたです !
私は女子だし 、その上ほかの方より何倍も劣ってますが 、受け入れてもらえるように頑張ります !』


……… だめだ 。


お客さんたちはまだ私のことを拒否してる 。


だけど 。


ステージで魅せるんだ 。









『ふう ……… 』


優斗「大丈夫 !あなたなら大丈夫だよ !!」


『うん !』





"baby gone"





『ありがとうございました』


曲が終わったあと 、深く頭を下げた 。


その時は 、客席がふんわりとした空気に包まれているような気がした 。





郁人「今回はHiHi Jetsの新メンバー 、紅月あなたちゃんに来てもらいました !」


『改めまして 、紅月あなたです !えっと 、あ 、たまに関西弁が出てくるがあるんやけど 、気にしないでください !!』

郁人「さっそく出てるじゃん 笑」


『え 、ほんまに !?気づかんかった !』


郁人「関西人オーラ満開だね 笑笑」


『ええ 、いつ出てたんやろ ……… ?』


郁人「はいはい 、その話はあとでね 。ところで 、あなたちゃんはなにか特別な能力を持ってるって聞いたけど本当 ?」


『あ 、はい !映像記憶です !』


郁人「ちなみにそれはどんな能力なの ?」


『目に映ったものを映像とか写真みたいに記憶できる能力です !』


郁人「てことは 、教科書丸暗記とかもできるの ?」


『まあ 、できちゃいます 笑』


郁人「おお〜 !てことで 、突然コーナー !」


『え !?』


郁人「あなたちゃんにはこれから5秒間で30個の曲名を覚えてもらいます !」


『ちょ 、え 、あ 、』


郁人「そして 、2分以内に全ての曲名をこのボードに書き出してもらいます !」


スタッフさんに紙を渡されて ……… じゃなくて !



『あの 、突然すぎません !?』


郁人「いや 、突然コーナーだから」←


『ええええ !?!?』


郁人「5 、4 、3 、2 、1 、スタート !!」


『わあああああああ 、』


慌てて紙を捲ると 、聞いたことある曲名もいくつかあった 。


…… よし 。


郁人「しゅーりょー !」


『はい』


郁人「では 、このボードに !」


『わかりました』


鮮明に出てくる紙の映像 。


硝子の少年 、HONEY BEAT 、A・RA・SHI ……


『書けました !』


郁人「おお ?おおお ?おおおお ?おおおおお ?」←


『いやいや 、ふみちゃん溜めすぎやって !』


郁人「ごめんごめん 、許して ?笑
では結果発表ー !なんと ……… 全問正解 !!」


『やった !!!』


海人「あなたちゃんすご〜い !!!」


郁人「海人勝手に出てくんな〜」


海人「いいじゃないですか !ね 、あなたちゃん !」


『あ 、はい !』

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