綾「はい 、今日は終わり !みんな帰っていいよ〜」
綾さんのその言葉でみんなが帰る準備を始める 。
『あれ 、あなたちゃんは ?』
さっきまでここにいたあなたちゃんがいない 。
一世「紅月さんなら 、さっき出てったよ」
『まじか』
一緒に帰ろうかな〜なんて思ってたのに 。
龍我「那須 !これ !!」
『龍我 、どうした ?』
こっち 、と手招きする龍我のもとに向かうと 、鏡に貼られた紙があった 。
その紙には 、俺たちB少年の踊っている姿が 。
『すげえ …… 』
龍我「あ 、裏になんか書いてあるよ !」
"B少年のみんなへ
この絵は気に入ってくれた?
暇だったからみんなの姿描いてみたの 笑
まだまだ追いついてないところがたくさんあるけど、絶対追いついて抜かしちゃうから!!
紅月あなた"
『ふは 、絶対逃げ切る 笑』
龍我「追いつかれないようにしなきゃ !」
直樹「なになに〜 ?2人とも何見てるの ?」
すると 、藤井くんが寄ってきた 。
直樹「わ 、すっごい !!これ誰が描いたの !?」
大昇「おお〜 !!」
一世「上手すぎ !」
飛貴「ええ !?これほんとすごい !!」
藤井くんの声を聞いた3人も来て 、6人でひとつの絵を見るようになった 。
一世「紅月さんって 、ほんとすごい …… !!」
大昇「俺たちも頑張りたいしょう !!」←
直樹「これは負けられないね」
飛貴「絶対勝つぞ〜〜 !!!」
(( あなたside ))
『南波 Waving Waving 南波 Waving Waving
みんなの笑顔が光る 魔法の季節 夏休み〜 ♪♪』
なんて歌いながら料理をしてると 、
ピコンッ
テーブルにあるスマホから音が聞こえた 。
『誰だろ …… ?』
優斗くんかな ?
でも 、まだ仕事してるみたいだし 。
じゃあ誰 ?
ちょっと不審に思いながらも 、LINEを開くと 。
『なんだ 、那須くんじゃん …… 』
でも 、私のLINEどっから手に入れたんだろ 。
すると 、那須くんからうさぎのスタンプが送られてきた 。
『ふふ 、可愛い』
パァッとした効果音がついてるうさぎを見てると 、自然と笑顔になる 。
さてと 、料理再開しなきゃ !
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!