第13話

# 13
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2018/09/07 08:27
綾「はい 、今日は終わり !みんな帰っていいよ〜」


綾さんのその言葉でみんなが帰る準備を始める 。


『あれ 、あなたちゃんは ?』


さっきまでここにいたあなたちゃんがいない 。


一世「紅月さんなら 、さっき出てったよ」


『まじか』


一緒に帰ろうかな〜なんて思ってたのに 。


龍我「那須 !これ !!」


『龍我 、どうした ?』


こっち 、と手招きする龍我のもとに向かうと 、鏡に貼られた紙があった 。


その紙には 、俺たちB少年の踊っている姿が 。


『すげえ …… 』


龍我「あ 、裏になんか書いてあるよ !」


"B少年のみんなへ
この絵は気に入ってくれた?
暇だったからみんなの姿描いてみたの 笑
まだまだ追いついてないところがたくさんあるけど、絶対追いついて抜かしちゃうから!!
紅月あなた"


『ふは 、絶対逃げ切る 笑』


龍我「追いつかれないようにしなきゃ !」


直樹「なになに〜 ?2人とも何見てるの ?」


すると 、藤井くんが寄ってきた 。


直樹「わ 、すっごい !!これ誰が描いたの !?」


大昇「おお〜 !!」


一世「上手すぎ !」


飛貴「ええ !?これほんとすごい !!」


藤井くんの声を聞いた3人も来て 、6人でひとつの絵を見るようになった 。


一世「紅月さんって 、ほんとすごい …… !!」


大昇「俺たちも頑張りたいしょう !!」←


直樹「これは負けられないね」


飛貴「絶対勝つぞ〜〜 !!!」









(( あなたside ))


『南波 Waving Waving 南波 Waving Waving
みんなの笑顔が光る 魔法の季節 夏休み〜 ♪♪』


なんて歌いながら料理をしてると 、


ピコンッ


テーブルにあるスマホから音が聞こえた 。


『誰だろ …… ?』


優斗くんかな ?


でも 、まだ仕事してるみたいだし 。


じゃあ誰 ?


ちょっと不審に思いながらも 、LINEを開くと 。


龍我大好き茄子です
龍我大好き茄子です
あなたちゃん、もう家?



『なんだ 、那須くんじゃん …… 』


でも 、私のLINEどっから手に入れたんだろ 。


紅月
紅月
うん、もう家だよ
龍我大好き茄子です
龍我大好き茄子です
よかった
龍我大好き茄子です
龍我大好き茄子です
実は心配で、優斗くんに教えてもらったんだ
紅月
紅月
そうなんだ!
龍我大好き茄子です
龍我大好き茄子です
あのさ、ずっと気になってたんだけど、
あなたちゃんの髪って地毛なの?
紅月
紅月
地毛だよ!
おばあちゃんからの遺伝だと思う!
龍我大好き茄子です
龍我大好き茄子です
おばあちゃん?
紅月
紅月
おばあちゃんの髪が金髪だから!
龍我大好き茄子です
龍我大好き茄子です
だからなんだね!
紅月
紅月
そうそう!
龍我大好き茄子です
龍我大好き茄子です
じゃあ明日ちょっとだけいじらせてもらってもいいかな?
紅月
紅月
いいけど……どうするの?
龍我大好き茄子です
龍我大好き茄子です
ヘアアレしたい!
龍我大好き茄子です
龍我大好き茄子です
あんなに綺麗な髪だからアレンジしてあげないともったいないよ!!!
紅月
紅月
ありがとう!
紅月
紅月
楽しみにしてるね!



すると 、那須くんからうさぎのスタンプが送られてきた 。


『ふふ 、可愛い』


パァッとした効果音がついてるうさぎを見てると 、自然と笑顔になる 。


さてと 、料理再開しなきゃ !

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