第22話

# 21
7,441
2018/09/05 11:31
優斗「あなた 、ほんとに大丈夫 ?」


『だ 、大丈夫 !』


優斗「 …… わかった 、頑張って」


『行ってきますっ !!』


優斗「行ってらっしゃい !」


紅月あなた 、初めて高校に行きます 。(唐突だな


今日から新学期だし 、龍我くんも同じ学校らしいから行ってみようかなって 。


?「あなたちゃ〜〜〜ん !!!」


『龍我くん !おはよ !』


龍我「おはよ !クラス同じだから 、一緒に行こ !」


『あ 、うん !』





『わ ………… 』


龍我「大丈夫だよ !胸張って歩いて !」


『う 、うん !』


不安になりながらも 、まっすぐ前を向いて歩いた 。





龍我「おはよう !(ガラッ」


『お 、おはようございます ……… 』


私が入った瞬間 、教室が騒がしくなった 。


女「あの子誰 ?」


女「もしかして 、紅月さんじゃない ?」


女「紅月さんって 、不登校の ?」


女「そうそう」


男「待って 、めっちゃ可愛いじゃん !」


男「やば !」


男「俺 、ちょータイプなんだけど」


『っ …… 』


周りからの視線が怖い 。


全てを見透かされてるようで 。


『 ……… ふぅ 、』


落ち着け私 。


大丈夫 、誰も私のことなんか気にしてないから 。


『ねえ 、龍我くん』


龍我「ん ?」


『今日の授業ってなにがある ?』


龍我「えっと 、日本史と美術と音楽と数学と英語の5時間かな ?」


『わかった 、ありがとう』


英語 ……… なにやるんだろ 。









キーンコーンカーンコーン


龍我「あなたちゃん 、お昼一緒に食べよ !」


『う 、うん !』


龍我「いい場所あるから !」


『どこ ?』


龍我「秘密だよ〜 !笑」


『もう …… 笑』





龍我「じゃじゃ〜〜ん !!」


『屋上か〜すごいね !』


龍我「ここ 、誰も来ないから俺の特等席なんだ !」


『そうなんだ !』


龍我「早く食べよ !」


『あ 、うん !いただきます !!』


龍我「いただきます !!」


『あ 、結構美味しい』


自分で作ったやつだから 、美味しい時と美味しくない時があるんだよね 。


龍我「ねえねえ 、卵焼き1個ちょうだい !」


『どうぞどうぞ』


龍我「ありがと !(パクッ
ん〜〜 ♡めっちゃ美味し〜い !!」


『そう ?ありがとう』

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