第7話

トロスト区攻防戦④
1,486
2020/07/24 13:37
アルミン・アルレルト
アルミン・アルレルト
で、でも…
巨人が大勢いる所を人1人抱えて
飛び回るなんて…
コニー・スプリンガー
コニー・スプリンガー
行くぞ!!
アルミン・アルレルト
アルミン・アルレルト
(ダメだ…よしてくれ。
このままじゃ僕は…また友達を
死なせてしまう!)
アルミン・アルレルト
アルミン・アルレルト
待って!聞いてくれ!
提案があるんだ!
コニー・スプリンガー
コニー・スプリンガー
提案…?
アルミン・アルレルト
アルミン・アルレルト
やるのは3人だ。だから3人が決めてくれ。
無茶だと思うけどあの巨人を利用出来ないかな?
貴方
あの巨人を?
アルミン・アルレルト
アルミン・アルレルト
あいつは巨人を襲う。僕達には興味を示さない!
だから、あいつを上手く補給所まで
誘導できないかと思って…
あいつが他の巨人を倒してくれれば、
皆助かるかもしれない!
貴方
誘導って…どうやって?
アルミン・アルレルト
アルミン・アルレルト
あいつは多分本能で戦っている。
あいつの周りにいる巨人をミカサとコニーとあなたで
倒していくんだ。
そうすればあいつは新たな巨人を求めて
移動する。自然と本部の方へ向かっていくはずだ!
コニー・スプリンガー
コニー・スプリンガー
見込みだけでそんな危険なマネができるか!
アルミン・アルレルト
アルミン・アルレルト
でも!上手くいけば本部を襲っている
巨人達を一網打尽にできるかもしれない!
ミカサ・アッカーマン
ミカサ・アッカーマン
やってみる価値はありそう。
コニー・スプリンガー
コニー・スプリンガー
はっ?本気かぁ?!
貴方
私も賛成。
コニー・スプリンガー
コニー・スプリンガー
あなた…お前まで…
ミカサ・アッカーマン
ミカサ・アッカーマン
いずれ死を待つだけなら
可能性にかけた方がいい。
アルミンの提案を受けよう。
コニー・スプリンガー
コニー・スプリンガー
巨人と一緒に巨人と戦うってことか?!
貴方
うん…
そういうことになる。
コニー・スプリンガー
コニー・スプリンガー
失敗したら笑い物だな…w
アルミン・アルレルト
アルミン・アルレルト
でも、成功したら皆が助かるよ。
ミカサ・アッカーマン
ミカサ・アッカーマン
覚悟を決めよう。
コニー・スプリンガー
コニー・スプリンガー
わかった…わかったよぉ…
私達4人は走り出した。

本部へ向かう途中にいる巨人を倒しながら。




私達が本部の窓ガラスを割ると中にジャン達がいた。

ジャン・キルシュタイン
ジャン・キルシュタイン
ミカサ!!
コニー・スプリンガー
コニー・スプリンガー
あっぶねぇーもう空だ…
やったぞ!ギリギリ着いた!!
ジャン…生きていて良かった!
でも私の事は心配してくれないのか…
そうだよね。ジャンはミカサの事が
好きなんだから…




































まだ訓練兵になって1日目の時だった。
私とミカサは夕食を食べ終わり2人で
出ようとした時ジャンが話しかけてきた。
でもそれは、ミカサに対してだった。
ジャンは頬を赤くしてミカサと話していた。
そりゃそうだよね。ミカサはすんごい美人だもん
その後私はアルミンと話していて
ミカサはエレンと話していた。
エレンがミカサに髪を切った方がいいんじゃないか
と提案した時私はふとジャンの方を向いた。
ジャンは絶望したような顔になっていた。
コニーが通りかかったからコニーの背中で
自分の手を拭っていた。

その時私は確信した。ジャンはミカサのことが好きなのだと。
ジャン・キルシュタイン
ジャン・キルシュタイン
お、お前…生きてんじゃねぇか!
アルミン・アルレルト
アルミン・アルレルト
いっ、痛い…
コニー・スプリンガー
コニー・スプリンガー
やったぞ!お前の作戦は成功だ!
皆!あの巨人は巨人を殺しまくる
奇行種だ!しかも俺達には興味を
示さない!あいつを上手いこと利用出来れば
俺達はここから脱出できる!!
「巨人を…利用する?!」
ジャン・キルシュタイン
ジャン・キルシュタイン
巨人に助けてもらうだと?
そんな夢みたいなはなs
貴方
夢じゃないよ!
奇行種でもなんでもいいから
ここであの巨人により長く
暴れてもらう!
それが…現実的に私達が生き残るための
最善策!!
コニー・スプリンガー
コニー・スプリンガー
大丈夫だ!あの巨人は並の巨人より強い!
あいつが派手に暴れている内は
この建物は潰されないだろう!





私達は本部の2階でガスを補給する為の準備を
していた。
ライナー・ブラウン
ライナー・ブラウン
お前ら…あの巨人について
どこまで知ってる
コニー・スプリンガー
コニー・スプリンガー
あ?助かってからでいいだろ
そんなこと…
ライナー・ブラウン
ライナー・ブラウン
そうだな…まずは助かってからだ
ジャン・キルシュタイン
ジャン・キルシュタイン
あったぞ!!
憲兵団管轄の品だ!
埃を被っていやがる…

球は本当に散弾でいいのか?
そもそもこの鉄砲は巨人相手に
役に立つのか…?
アルミン・アルレルト
アルミン・アルレルト
ないよりはずっとマシだと思う。
補給室を占拠している3.4m級が7体
のままならこの程度の火力でも
同時に視覚を奪う事も不可能では無い。
アルミン・アルレルト
アルミン・アルレルト
まずリフトを使って中央の天井から
大勢の人間を投下。
そして7体の巨人それぞれの顔に向けて
同時に発砲。視覚を奪う。
そして、次の瞬間に全てが決まる。
天井に隠れていた7人が巨人の急所に
目掛けて一斉に切りかかる。
そこに1人だけ漏れた巨人がいないか
見てもらう必要があるから
実際8人だ。
つまりこの作戦では1回のみの攻撃に
全てを、全員の命をかけることになる。
7人が7体の巨人を同時に仕留めるための
作戦なんだ…
運動能力的に最も成功率が高そうな8人
にやってもらうけど…
全員の命を背負わせてしまって…
その…ごめん。
ライナー・ブラウン
ライナー・ブラウン
問題ないね…
アニ・レオンハート
アニ・レオンハート
誰がやっても失敗すれば全員死ぬ。
リスクは同じだ。
アルミン・アルレルト
アルミン・アルレルト
でも…僕なんかの案が
本当にこれが最善策なんだろうか…?
マルコ・ボット
マルコ・ボット
これで行くしかない!
時間もないしもうこれ以上の案も
出ないよ!後は全力を尽くすだけだ!
ミカサ・アッカーマン
ミカサ・アッカーマン
大丈夫。自信を持って。
アルミンは正解を導く力がある。
私もあなたもエレンもその力に
命を救われた。
アルミン・アルレルト
アルミン・アルレルト
そんな…ことが…いつ?
「リフトの用意ができたぞ!!鉄砲もだ!全て装填した!」
貴方
アルミン。自覚がないだけだよ!!
後で話そう!!
アルミン・アルレルト
アルミン・アルレルト
うん…
その後、その8人には
ミカサ、私、サシャ、アニ、ジャン、コニー、ライナー、ベルトルトが選ばれた。
私は漏れた巨人がいないか見張る。

この作戦が成功する事を祈ろう。
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てことでやっとの事で名前が決まりました!

この物語はジャンとリヴァイが2人であなたちゃんを
取り合うみたいな物語にしたいので
"2人の兵士"という名前にしました!

んじゃ!

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