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2021/09/19

第1話

前編
神薙 氷空
神薙 氷空
ねえ、ほんとに大丈夫なの?
(なまえ:苗字) (なまえ)
あなたの苗字 あなた
大丈夫だよ~、氷空は心配性だなぁ。
あはは、と笑う君。
ねえ、何で笑うの?
傷だらけのその心の内側を、なんで僕に見せてくれないの?
僕の前ぐらいでは、本当のあなたで居てほしいのに。
君が浮かべる笑みを見るたびに、心が寒くなる。
胸が、痛くなる。
そして、怖いんだ。
君が何も言わずにいきなり居なくなってしまいそうで。

僕は足を進め始めた君の手を握った。
君は振り返る。
(なまえ:苗字) (なまえ)
あなたの苗字 あなた
…どうしたの?
僕は言葉に詰まった。
どう言えば、君に伝わるんだろう。
神薙 氷空
神薙 氷空
……いなく、ならないで。
口をついて出たその言葉は酷く掠れていた。
君は小さく目を見開いた。
(なまえ:苗字) (なまえ)
あなたの苗字 あなた
……何言ってるの?
いなくなるわけないでしょ。
そう言って笑みを浮かべる君。
どこか、線を引かれてるような気がする。
神薙 氷空
神薙 氷空
……うん。
僕は、そう答えることしかできなかった。
ぽつり、と頬を雨が濡らす。
(なまえ:苗字) (なまえ)
あなたの苗字 あなた
一雨来そうだね。
はやく帰ろ~。
君は僕の手からいつの間にか逃れていて、足を進めていた。
僕は足を進めることができなかった。