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2021/09/19

第2話

中編
部屋に帰って、明かりのない寝室のベッドにドサリと寝ころんだ。
あなたは、生まれつき難病にかかっていた。
寿命がいつ来るのかもわからない、らしい。
でも、もしかしたらもう余命宣告をされているのかもしれない。
僕に心配かけまいと言っていない可能性は高い。彼女の事だから。
それに、あんなストレスの溜まるような日常なら、寿命が縮んでもおかしくない。
……思い出すだけでも腹が立つ。
人の醜さに、そして自分の弱さに。
あなたはいじめを受けている。そして、虐待も。
どちらも僕が出会う前から受けているようだ。
彼女は隠してる。いじめられていることも、虐待を受けていることも。
…僕は、虐められることの苦しさを知っている。
彼女と会ったのも、僕がいじめられているところを助けられたからだ。
無視され、物を壊され、殴られ、蹴られ。
壊れかけてたところを彼女に救われた。
神薙 氷空
神薙 氷空
……今度は、僕が。
彼女を助ける番だ。

そう、思うのに。
体は動かないし、どうすればいいのか分からない。
なんで?
なんで、僕はこんなに弱いんだろう。
神薙 氷空
神薙 氷空
君みたいになりたいよ。
ハハ、とこぼれた乾いた自嘲の笑み。
動かなきゃ。
今、彼女を救えるのは僕だけなんだから。