午後8時
私たちはテレビ局にいる。
これから局を出発して、ロケに行くところだ。
そんな話をしていると…
バチッ
部屋の電気が消えた。
廉の言ったとおりに窓から外を見てみると、
このテレビ局以外のビルや住宅も、
見渡す限り全ての建物の電気が消えている。
でも、いくら待っても電気がつく気配がしない。
みんな、携帯のライトで手元を明るくしている。
すると、私たちの楽屋にスタッフさんが
入ってきた。
スタッフ「みなさんすみません、このあとの番組ロケは延期にします」
スタッフ「いえいえ!では、今日はもう帰っていいので!」
数分後
車に乗るために外に出た時に、私はあることに気づいた。
電気は、家に帰って何時間かした後に復旧した。
色々と不便だったけど、キャンプみたいでちょっと楽しかった…かもw
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。