第101話

緊急事態
2,306
2020/10/31 04:16
今日は、生放送の番組がある。

番組が始まるまであと2時間。

マネは別の仕事があるから、私は電車で

テレビ局まで行く。


アナウンス「次は、○○駅です」

電車が発車した。

ちょうど席につこうとしたとき……



キキー ドンッ
(なまえ)
あなた
(…え?)
ブレーキの音がして、次の瞬間に電車が
大きく揺れた。
(なまえ)
あなた
うわっ!
私を含め、その場にいたお客さん全員がバランスを崩して倒れた。


近くで「キャー!!」という声も聞こえる。


一体何が起こっているのだろう?


私は、今の状況をすぐには理解できなかった。













その10分後、車内にアナウンスが流れた。

アナウンス「ただいま、別の線路を走っていた電車と正面衝突しました。」
(なまえ)
あなた
は…?正面、衝突?
アナウンス「事故の状況を確認しておりますので、乗客の皆様はもうしばらくお待ちください。」
どうやら、今乗っている電車と別の電車が衝突したらしい。

私が乗っているのは5車両目。

1車両目を見ると…




車体に、衝突した電車が突っ込んで、斜めに曲がっている。

これはかなりヤバい…!

1車両目に乗っているお客さんは大丈夫なのかな…?

乗っている乗客全員が、不安を抱えていた。











その頃、キンプリとマネは、それぞれの仕事が終わってテレビ局に集合していた。
岸くん
岸くん
あ、ニュース速報だ!
海人
海人
○○駅近くで、電車が正面衝突だって
廉
車体がめっちゃ曲がってるな…
じん
じん
けが人とかいるのかな?
玄樹
玄樹
まだ分からないんだって
紫耀
紫耀
…ちょっと待って
佐藤葵
佐藤葵
どうしたの?紫耀
紫耀
紫耀
あなた、今日電車でここまで来るって
言ってたよ!
廉
…まさか、事故があった電車に乗っているってことはないよな?
紫耀
紫耀
分からない…でも、家を出たのが30分前くらいだったから、可能性はある
テレビ局にいた7人は、少し嫌な予感がしていた。
海人
海人
大丈夫かな…
佐藤葵
佐藤葵
あ、あなたから連絡!
「今、事故が起きた電車に乗っています。私は大丈夫です。電車はずっと止まっている状況です。」
じん
じん
あなたは無事ってことか!
岸くん
岸くん
良かった…!
玄樹
玄樹
まさか、本当にあの電車の中にいるとはね…
廉
とりあえず、あなたが来るまで待つか
紫耀
紫耀
そうだね、番組が始まるまでに来れたらいいけど…

平野あなた、どうなる?!

プリ小説オーディオドラマ