第4話

No.4
2,788
2019/02/28 00:51
今日は私を正式にRAMPAGEのメンバーとしてファンのみんなに紹介する日。
急遽、記者会見を開いて社長と一緒にカメラの前で話した。
社長
社長
ファンの皆さんにお知らせしたいことがあります!
理沙
初めまして!
理沙です。
RAMPAGEのボーカルとして昨日から加入しました。
皆さん、よろしくお願いします!
(*・ω・)*_ _)ペコリ
社長
社長
質問がある方は順番に聞きますので挙手をお願いします。
🤚
社長
社長
じゃあ、こちらの方。
はい。
理沙さんはどうしてボーカルとして入ろうと思ったのですか?
きっかけを教えてください!
理沙
はい!
私は中学生の時にボーカル選手権(コンテスト)があってそこで優勝したのがきっかけです。
そこからLDHの会社に入ってボーカルをやりたいと思いました。
ありがとうございます!
🤚
社長
社長
じゃあ、そこのあなた。
はい!
理沙さんは何か目標とかありますか?
あったら教えてください!
理沙
はい!
目標は…
そうですね…
一刻も早くファンの皆さんに知れ渡っていけるように頑張りたいです。
そして、RAMPAGEをもっともっと皆さんの世に知れるように頑張って行きたいと思ってます。
ありがとうございます!
社長
社長
今日はこれで記者会見を終わりにしたいと思います!
皆さんありがとうございました。
理沙
ありがとうございました(*・ω・)*_ _)ペコリ
お辞儀をして会見場所から出た。
私は社長と廊下で別れてRAMPAGEの楽屋に戻った。
理沙
ただいま、戻りました!
陣さん
陣さん
おかえりなさい!
そうだ…
あの人にメールをしないまま朝になってて、
そのままだったんだった…
すっかり忘れてた。
理沙
はぁ…
と、何気にため息が…
すると…
陣さん
陣さん
なんかあった?
理沙
えっ?
陣さん
陣さん
なんかため息ついてるから…
理沙
あっ…
いつの間に聞いてたんですか!?
陣さん
陣さん
ずっと…
俺、ここにいたけど?笑
理沙
そうなんだ…
全然気が付かなかった…
陣さん
陣さん
まぁ、それはそれで傷つくんだけど…笑
理沙
アハハ笑
すいません…笑
陣さん
陣さん
で、どうしたの?
理沙
うーん😓
それはちょっと言えないですね…笑
すいません…
陣さん
陣さん
言えないことなの?
理沙
はい…
ちょっとメンバーの誰かと関わりがあって…
陣さん
陣さん
あっ…
そうなんだ…!
やっぱりこの中の誰かと知り合いだったんだね!
理沙
はい…
すいません…
だから、言えません…
陣さん
陣さん
分かった!
そこからはしつこく聞かないから安心してな?
理沙
はい!
ありがとうございます!
(*・ω・)*_ _)ペコリ
陣さん
陣さん
いえいえ!
陣さんとお話が終わって、あの人(彼)を探した。
でも楽屋には居なくて、正直良かったと思った。
居たらなんかメールのことで色々言われそうだから。
私は水を飲もうと歩き出した。
ペットボトルを持った時に…
🚪
ドアを開く音がした。
その方に目をやると…
理沙
!?
何故かペットボトルを落としてしまった。
陣さん
陣さん
大丈夫か!?
理沙
は…はい笑
大丈夫です!
直ぐにペットボトルを拾い水を飲む。
そうあの彼が来たから、テンパってペットボトルを落としてしまった。
理沙
フゥ〜
ちょっと軽く息を吐いた私はペットボトルを置いて携帯を持って楽屋から出た。
しばらく廊下で携帯を見ていた。
何でさっき驚いたの?笑
理沙
えっ?
私は携帯から視線を外し声のした方を見た。
理沙
!?
何で…!?
わざわざ付いてきたの!?
川村壱馬
川村壱馬
別に?笑
あのさ…
理沙
私、何も聞きたくないから!
と、私はその場から逃げていく。
川村壱馬
川村壱馬
ちょっと待ってよ!笑
理沙
!?
彼は私の腕を掴んできた。
理沙
離して!
川村壱馬
川村壱馬
彼は腕を離してくれた。
川村壱馬
川村壱馬
まだ俺、何も言ってないけど?
理沙
そうだけど…
予想は付いてるから…!
川村壱馬
川村壱馬
ハハハ笑
理沙
何が面白いの?
川村壱馬
川村壱馬
別に?笑
見てて面白いな〜ってw
理沙
何それ…
人を馬鹿にしてるの?
川村壱馬
川村壱馬
怒らせたんなら謝る…
ごめん…(*・ω・)*_ _)ペコリ
理沙
!?
別に、今更謝ったって…
もう、頭上げて…!
迷惑だから…!
と、言って彼は頭を上げた。
川村壱馬
川村壱馬
話を聞きたいんじゃないの?笑
理沙
!?
別に?
川村壱馬
川村壱馬
じゃあ、何でメール返してくれないの?笑
理沙
貴方が私を怒らせたんでしょ?
もう、メールするの馬鹿らしくなったから!
川村壱馬
川村壱馬
そうなんだ!笑
ハハ笑
理沙
そっちこそ私の所まで付いてきて聞きたかったのはそれだけ?
川村壱馬
川村壱馬
他にもあるかな…笑
聞きたい?笑
理沙
川村壱馬
川村壱馬
じゃあ今日、家に行ってもいい?
理沙
はぁっ?
何で!?
それに私から聞いてないのに勝手に話を始めないで下さい!
川村壱馬
川村壱馬
ハハハ笑
やっぱり理沙って面白いなw
理沙
なっ…!?
そ、それに何で家に来ようとするんですか!?
川村壱馬
川村壱馬
えっ?笑
話を聞きたいんじゃないの?笑
あれのことでw
理沙
別に…!?
川村壱馬
川村壱馬
じゃあ決まり!笑
理沙
はぁっ?
私はまだOKしてないですけど!?
なんか勝手に話を持ち出さないで下さい!
川村壱馬
川村壱馬
別にってことはどっちでもいいってことでしょ?笑
俺が決めたんだからいいの!笑
理沙
何で貴方が勝手に決めるんですか?
川村壱馬
川村壱馬
俺、貴方って名前じゃないw
ちゃんと名前言ってよ笑
理沙
わかりました…
川村さん!
川村壱馬
川村壱馬
川村さん…か笑
まぁいいやw
と、笑ってる川村さん。
ほんとに私のこと馬鹿にしてるの?
って言いたくなる。
理沙
あの、さっきの答えですけど何で家なんですか?
私は川村さんが言ったことには触れず、さっきの質問をした。
川村壱馬
川村壱馬
それは…
メンバーの寮で話してもいいけど、聞かれたくないでしょ?笑
理沙
それは、当たり前じゃないですか!?
川村壱馬
川村壱馬
ハハ笑
また、笑ってる。
川村壱馬
川村壱馬
だったら、1つの方法しかないじゃん?笑
理沙
だからって私の家に来るとかありえないですから!
川村壱馬
川村壱馬
でも聞かれたくないんだったらそうするしか方法はないと思うよ?笑
理沙
うっ…
まぁそうですね…
じゃあ、話終わったら直ぐに帰ってくださいよ!
川村壱馬
川村壱馬
うんw
わかった、わかったw
じゃあ後でwヽ(・ω・`)ポンポン♪︎
理沙
っ…!?
そう言って頭をぐしゃぐしゃにしてきた。
理沙
なんなの!?
ムカつく〜!
と、また1人呟いた。

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