今日は私を正式にRAMPAGEのメンバーとしてファンのみんなに紹介する日。
急遽、記者会見を開いて社長と一緒にカメラの前で話した。
お辞儀をして会見場所から出た。
私は社長と廊下で別れてRAMPAGEの楽屋に戻った。
そうだ…
あの人にメールをしないまま朝になってて、
そのままだったんだった…
すっかり忘れてた。
と、何気にため息が…
すると…
陣さんとお話が終わって、あの人(彼)を探した。
でも楽屋には居なくて、正直良かったと思った。
居たらなんかメールのことで色々言われそうだから。
私は水を飲もうと歩き出した。
ペットボトルを持った時に…
🚪
ドアを開く音がした。
その方に目をやると…
何故かペットボトルを落としてしまった。
直ぐにペットボトルを拾い水を飲む。
そうあの彼が来たから、テンパってペットボトルを落としてしまった。
ちょっと軽く息を吐いた私はペットボトルを置いて携帯を持って楽屋から出た。
しばらく廊下で携帯を見ていた。
私は携帯から視線を外し声のした方を見た。
と、私はその場から逃げていく。
彼は私の腕を掴んできた。
彼は腕を離してくれた。
と、言って彼は頭を上げた。
と、笑ってる川村さん。
ほんとに私のこと馬鹿にしてるの?
って言いたくなる。
私は川村さんが言ったことには触れず、さっきの質問をした。
また、笑ってる。
そう言って頭をぐしゃぐしゃにしてきた。
と、また1人呟いた。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!