「どこ行きたいん?あなた」
『え〜、どこでもいい!』
「じゃあさ、帝国劇場の近くはどおや?なんかな、イルミネーションとかあるねん」
『え、そんなんあるんだ!』
(現実では知りませんよわたし笑)
「ほな、そこ行くで!」
〜到着。〜
『あ、ここかぁ!イルミネーション♪』
「まだ夜やないから、全然明るいねんけど、ごめんなぁ?俺が会えへんからっ」
『全然!!廉となら、どこでもいいもんっ』
「ふっ、笑
そーゆー言葉、どこで覚えてきたんかなぁ…っ?」
ニヤッ と廉のその口角が上がると、頬には廉の手が
『つめた…っ』
「うるせぇアホ。寒いねん、しゃあないやろぉ」
『アホじゃないもんっ…!』
「そんなウルッとした目で見つめてこないでやぁ?あかんやろ、そんなん反則や!」
『なにが反則なの!あなたは普通にしとる』
「そんな反抗期なるなよ、俺が居なくなったら不機嫌になりまくったな」
『うるさいっ』
「あれ、図星?笑
目がおよいでますけど」
『ねぇなんでそんな気づくの!今日!』
「え?」
「今日だけじゃないで?いつも見とるし」
『う、うるさいなぁ…バカっ』
「なにがやねん、アホ」
『あなたはアホで、廉はバカ。
二人揃って、反抗期』
ほら、歌出来ちゃった笑
「はぁ、?お前っ、笑笑」
なにかのツボに入ったのか、
ガハハって笑いまくっちゃってる廉
『ねぇー笑
ここ外なの!ファンの人とかに気づかれるからっ』
「だって、 ヒィ〜ッ笑 お前がおもろいねんっ!」
ありゃまこれ。、
どうにかしてぇ?この人。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。