「ほ〜ら、ここでしょ?座るとこ」
『ッ…!? //』
廉が指すのは、廉の膝。
うちがたまに、甘える時は、廉の膝の上に座って、テレビを見たりする。
いつもする事じゃないのに、
メンバーに自慢したいのか、そんな事を言う
『い、いつもじゃないしっ… //』
そう言うけど、廉の甘さに溺れてしまうから、
結局 廉の膝の上にいる自分。
「偉いじゃーん 、ふふっ笑」
紫耀)え、…いつもなの!?
『ち、ちがっ…』
「そうやで?」
だからぁー、違うってばぁ。
ドヤ顔とかしちゃうとこ、ウザすぎるよね
勇太)うわぁ…、彼女っていいなぁ…っ
優太)それなぁ〜っ!
海人)もうやだ。廉見てるとウザい
『それなっ…!』
「え…?今、お前なんて言った?」
やべっ。
馬鹿なことした。
こりゃ、怒られるよねーーー?
『な、んでもない…です』
「嘘つけぇ!お前!これは…お仕置きが必要やな? ニヤ」
『は… 、』
玄樹)それって… 、
紫耀)まさかっ… !?!?
「ちょっと、部屋行こか?な?」
『いやですっ…!!ごめんなさい、ごめんなさいっ!』
絶対動いてやるもんか。
意地でも、動かないもん。
「もぉ…これだからお前ら入れたくなかってん!5人がおらなければ、動かずにでもお仕置きできるのになぁ…っ」
『やめなさいっ』
「まぁいいやっ。…これでも?動かないって言うの?」
ドサッ
今目に映るのは、天井と、廉だけ。
床ドンされてる状態。
『ッ… ////』
「なぁー、?」
『み、んな…見てるからっ///』
「俺は別にええもん。」
海人)うわぁ… ドS
紫耀)堂々と床ドンとか…。やばっ
優太)俺も、あなたと…
勇太)やめろ、優太 笑
『ご、ごめんなさいっ… うご、動きますっ』
「おん。それでええ。ほら行くで」
目の前に出される手をギュッと握って、歩き出す。
ドアを開ければきっと、
廉にお仕置きされる ____
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!