風磨side
今日はコンサートのリハなのに生理2日目
さっきまでは腹痛くてやばかったけど、薬も効いてきて...これならリハをやり過ごせそう
中島の心配をよそに、軽く歌とダンスをしながらポジション確認をした
しばらくするといつもは効く薬なのに、動きすぎたのか下腹部がズキズキしてきた
「わりぃ、ちょっと抜けさせて」
今回はメンバー全員に釘刺されてたから正直に申告
健「え、大丈夫か?スタッフさんすみません!一旦休憩いいですか?」
休憩を貰ってくれた中島を始めメンバーが俺の方に駆け寄ってくる
健「大丈夫か?」
「腹痛くて...薬しばらく飲めねぇし...」
勝「ここまで進んでたら本番も大丈夫だから終わっていいってスタッフさんが」
それだけ俺らに伝えた勝利は松島とマリウスを引っ張ってどこかに行ってしまった
たぶん年下には弱い所を見せられない俺に気を使ってくれたんだろう
健「薬飲めないならこれ以上酷くならないようにしよう。汗で体冷えるといけないから着替えよう。」
「ごめん」
俺の腰を支えるようにして、着替えがある楽屋に連れていく
楽屋にはすでに年下3人の荷物はなかった
健「着替えてホテルでゆっくり休もう」
腹痛でゆっくりしか動けない俺に付き合ってくれた中島はホテルにつくまで過保護なほどだった(笑)←ケンティー やりすぎ笑
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。