聡side
今日は雑誌の撮影で10時に家を出なきゃいけない
だから8時半に起きる予定だったのに目が覚めたのはもっと早く
「...っ お腹痛い...」
トイレに行こうと思ったけど本当に動けなくて、1時間ぐらいひたすら耐えた
結局収まる気配はなくてメンバーのグループトークに連絡
聡「ごめん、体調悪くてちょっと遅れちゃうかも...」
勝「スタッフさんに伝えとく!落ち着いたらまた連絡ちょうだい。」
健「俺車だから様子見に行くわ~」
他にもたくさんLINEが届いたけど見る気力も無くて...
「っ...はぁ...」
何となく原因は分かった気がした
実はSexyZoneの俺以外のメンバーは女子にしか来ないはずの生理がくる
そして、病院でメンバーが検査を受けた時についでに見てもらった俺にもいつか来ることを伝えられてたんだ
でも血は出てないし、初めてのことでどうしていいか分からないから健人くんを待つことにした
健人side
朝9時半頃、家を出ようとケータイを手に取るとまっちゃんが具合悪いっていうLINE
きっと撮影は遅らせるだろうし、直接まっちゃんの家に向かうことにした
「鍵あいてる...まっちゃん~、大丈夫??」
聡「健人くん...」
玄関から声をかけてみると寝室の方から弱々しい声がして急いで様子を見に行く
「大丈夫か?お腹痛いの?」
聡「ん...このへん...」
まっちゃんがさすってるのは下腹部の辺り
「...支えてあげるからトイレ行こっか。ゆっくりで大丈夫だから。」
とりあえず俺の持ってるポーチを渡してトイレに行かせてやると、中から泣いてる声が聞こえる
やり方はわかったみたいだけどやっぱ受け入れられないんだ
聡「健人くん...っ(泣)」
「大丈夫だよ、仲間がいるんだから。みんな一緒。」
SexyZone全員が生理がくるからみんな気持ちは分かってあげられる
とりあえず今日は相当きてるみたいだし仕事休みかなぁ
聡ちゃんから書いていきます!
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!